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はつらつ健康指南

健康・ダイエット

アンチエイジング(1)口と全身 老化度一致

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 東日本大震災以来、「疲れた」「老け込んだ気分」などと言う人が周りに増えた。被災地はもとより、多くの人に疲れがたまっている。暑さも追い打ちをかける。元気に少し若々しく。日々の心がけによる、「アンチエイジング(抗加齢)」を試みてみた。(編集委員 知野恵子)

斎藤教授から老化度をはかる検査の説明を受ける知野記者(横浜市鶴見区の鶴見大歯学部付属病院で)=藤原健撮影

 10年ほど前から、「アンチエイジング」という言葉がはやっている。内容は様々。顔のたるみやしわを取る若返り手術だったり、高額の化粧品だったりする。なんだか怖そうだし、お金もかかる。一方で、「見かけの若さにこだわるのはおかしい」「年相応が大事」などの意見もある。

 でも、ほんの少し努力することで、鏡を見るのが楽しくなったり、日々気持ち良く過ごせるようになったらいいなと、50代の私は思う。そんなことができないものか。

 JR鶴見駅に近い鶴見大学歯学部付属病院。2005年に歯科大初の「アンチエイジング外来」が設置された。検査で老化度を判定し、防止策をアドバイスしてくれるという。

 外来診察室に入り、木製のどっしりとした机の前に座った。病院長の斎藤一郎教授に、気になっていたことを尋ねた。「なぜ歯科でアンチエイジングを?」

 「口と全身の老化度は一致しているんです」と斎藤教授。歯が抜ける、かむ力が弱まる、唾液が減る……。こんな変化が起きると、体にも様々な影響が出る。逆に、体の病気が、口の症状として表れる場合もあるそうだ。「口の機能を維持して、全身の健康を保とうというのが、僕らの考えるアンチエイジングなんです」

 斎藤教授は56歳。スリムな体形。メタボとは無縁そうだ。年より若く見える。

 「こういう仕事をしているのに、老けていたら説得力がない。人のことを言う前に、まず自分を直せと言われますからね」。食べ物をはじめ、生活習慣に気を使っているそうだ。さすがプロ。「心構えが大事」。メモ帳にそう書き込んだ。

 検査が始まった。まず口の中。虫歯や歯周病などをチェックする。続いて唾液の量。唾を飲みこむ力や、かむ力なども測定した。

 口の周りが終わると、体全体に移る。血液、血管の硬さ、骨密度、脳機能、尿、毛髪などの検査が続いた。

 問診も受けた。「ど忘れをする」「甘いものをよく食べる」「肩がこる」などの約90項目に、「全くなし」から「高度にあり」までの5段階で答える。睡眠時間、飲酒量、運動量なども記入した。

 検査は約3時間。終わった時には、ぐったり疲れていた。これも私の老化度を示すのか。結果は次回に。

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