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ミチコさんの人“性”塾

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女性の性欲 灰になるまで

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 「女性の性欲は何歳までありますか」の質問のお答えします。

◇     ◆     ◇

 大岡越前守が、母親に「女はいつまで性欲があるのか」とたずねたところ、母親は黙って火鉢の灰をかき回したという話は有名です。

 わが国で最初に老人の性意識調査を実施した故・大工原秀子さんによると、男性の40%は60歳を過ぎてもセックスを望んでいるが、女性はわずかに2.4%しか望んでいないと報告をしています。

 しかし、マリッジ・コンサルタントとして長年、夫婦の性の相談役をつとめた故・奈良林祥先生が、生前、よく語ってくださったのは次のようなことでした。


「性行為においては、主役は女であり男は脇役にすぎないのだ、と男が気づき、事実、そのように男が行動したとき、その性行為は、はじめて二人にとって納得のゆく、豊かなものになる」


「性交という行為によって、女性が性欲を満たしてゆけるためには、二人の間の愛情と、信頼関係と、それプラス精神的安定の3つの条件がそろっていることが、ほとんど不可欠である」


「男ばかりがトクするような、性や性行為についての理屈めいたものや性の営み方よサヨウナラ。女のよろこびと満足を最優先させ、その結果として、男がはじめて男としての無上のよろこびと幸せを体験させてもらえる性の理論と性行為よコンニチワ」


 いかがでしょう。思い当たる方も多いのではありませんか。

 人間は、いくつになっても性的存在です。

 生殖を目的としない高齢期の性は、性器の結合だけではないコミュニケーションの性、生きていることの確認の性です。手や唇、乳房や愛の言葉の交換は、ペニスやバギナと同じく立派な性器。若い頃とは違った性愛を味わい、たのしんでほしいですね。

◇        ◆         ◇

 高柳さんへの質問や相談は こちらへ。

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高柳美知子さんブログ_顔87

高柳美知子(たかやなぎ・みちこ)

1931(昭和6)年、東京生まれ。中学・高校の国語教師などを経て、現在は“人間と性”教育研究所所長。

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26件 のコメント

男の身勝手とお笑いください

79歳男性

あまりにも自分勝手な投稿に、マリアさまからお叱りを受けたように思います。家内はもともと性欲を表面には出さない性格です。私から誘わないとその気にな...

あまりにも自分勝手な投稿に、マリアさまからお叱りを受けたように思います。
家内はもともと性欲を表面には出さない性格です。私から誘わないとその気になりませんでした。ただ、スイッチが入るとあくなく求め、収束させるために苦労しました。どちらさまも同じようなのでしょうか。つきあい始めた女性にはない欲望の強さを持っていました。結婚後1年経った頃、母から房事過多ではないかと言われたほどです。
車いすの身体になってしまったので、私から求めることはありませんし、彼女も望んでいないように見えます。それが、彼女の性欲が衰えたと言うことでしょうか。

マリアさまが仰るように、二人で全裸になり、ただ抱き合って寝ることは不可能に近い状態です。肌と肌のふれあいは、誰にとっても心地よい事だと言い切れないところが悔しいのです。

いま付き合っている女性のことは悟られないようにしています。介護施設に出かけたときに、申し訳ないと心で手を合わせながら、どうしても止められない男の性、いっそ気づかれ追い出された方が気が楽になるような気がします。一方、家内の面倒を見る義務を放棄することが出来ません。

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セックスしなくても別の方法が

マリア

[79歳の男性]の方にお尋ねします。車いす生活になってしまった奥様に、ご婦人の事を無理に告白する必要はないと思いますが、奥様の性欲はどうなんでし...

[79歳の男性]の方にお尋ねします。車いす生活になってしまった奥様に、ご婦人の事を無理に告白する必要はないと思いますが、奥様の性欲はどうなんでしょうか。性欲が衰えてしまったのなら、それならそれで、例えばお二人で全裸になり、ただ抱き合って寝るというのはどうでしょうか。性行為といえるかどうか少し疑問ですが、肌と肌のふれあいは、誰にとっても心地よい事だと思います。ましてや車いすの生活を余儀なくされていたら、長年連れ添ったご主人とそうすることで、精神的にも安らぐのではないでしょうか。日本では抱擁というのは軽視されがちでしょうが、本来人間にとって、大切な行為だと思います。また、優しく愛撫するのも良いと思います。どうでしょう?

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夫以外の男性との愛欲生活

79歳男性

妻78歳、子ども3人、孫8人。7年前の春まで、平凡な生活をしていました。妻が事故で車いす生活になりました。それまで住んでいた家が立ち退きになりマ...

妻78歳、子ども3人、孫8人。
7年前の春まで、平凡な生活をしていました。妻が事故で車いす生活になりました。それまで住んでいた家が立ち退きになりマンション住まいです。妻は介護4、毎日介護施設に通っています。
毎日が孤独で犬の散歩で気を紛らしておりました。2年前親友が死去し通夜や告別式の手伝いをしました。奥様とは顔見知りでしたがあまり話をしたこともなく気心も分かりませんでした。一人になった奥様からたびたび電話で相談にのる機会が増えました。家を売却するときに家まで行き親身になって、相手との交渉も一緒にしました。
 
それ以来寂しいときには電話がかかってきます。家内のことも知っており、長いこと「独身」状態だと笑い話になりました。急に、私も「独身」で身も心も満たしてくださる方を…と、胸の内を明かしてくれました。私は胸のときめきとともに、身体も疼いてくるのを、奥様も分かるようになりました。

奥様と週3回はホテルで会い、相談が、目と目の見つめ合いになり、3回目のホテルで一線を越えました。久し振りの女性の身体はまぶしく、初夜のようでした。初夜との違いは勝手知ったる愛欲の発露を充分に堪能し合ったことです。奥様は家内に申し訳ないと言いますが、これも運命の悪戯と割り切ろうと話しました。吹っ切れた後の二人の性行為は誰も知らない「春画」の世界です。盗聴器という覗き小僧がないことを祈りつつのまぐあいです。


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