時代の証言者・垣添忠生「がんと人生」【読者会員限定】
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(25)死別の痛み 時間が妙薬
子供のいない40年にわたる結婚生活。その伴侶、人生の同志を失った悲しみは限りなく深いものです。妻の昭子の服や靴を見ると、涙が湧き出てしまう状態は、今も変わりません。 傷心を少しずつ癒やしてくれたのが時の流れです。 遺影の前で線香が1本燃えつきる15分間、話しかけるひと時が、いつの間にか、線香を半分に折った時間に短縮されました。 春の陽光を感じる4月、身内で開いた百日法要も心の回復に弾みをつ…
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