医療大全
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震災の現場から(9)安心できる育児の場を
生後1か月になった次男、琉心君を抱く阿蘇さん テレビから突然、緊急地震速報の警報音が鳴り響いた。3月11日、仙台市の阿蘇陽子さん(31)は、そばで寝ていた産後15日の次男、琉心(りゅうしん)君を抱きかかえ、自宅の外に飛び出した。直後に激しい揺れが襲う。思わず琉心君を強く抱きしめた。 揺れがおさまると、自宅に戻っておむつと粉ミルクを急いで取り出し、車で近くの中学校に避難した。夫と長男、長女と…
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