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いきいき快適生活

介護・シニア

[認知症と向き合う](12)被災地 周囲の動揺伝わる

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 震災被害が続いています。被災地で生死を懸けて頑張っておられる方々のことを思うと胸が熱くなります。

 被災者の中でも認知症の人の場合は、周囲の気配りが大切です。

 例えば、音について。普段、私たちは雑踏でも難なく会話をこなしていますが、認知症になると、必要な音を拾い上げるのが苦手になることがあります。拾い上げようとすると、とても疲れるため、静かな場所での休息が必要となります。

 周囲の方々の気持ちの動揺も、ご本人に伝わりがちです。ケアをされる方々の休息が重要なのはいうまでもありません。

 もう一つ。被災地ではないのですが、ある訪問先でのこと。いつもテレビをつけているのに、今日はつけていません。聞くと、地震や津波の映像を繰り返し見ているうちに、ご本人が不安を抑えきれず、家族がほとほと困り果てたというのです。テレビを切ると、だんだん落ち着かれたとのことでした。現地はそれどころではないかもしれませんが、こういう特徴も覚えておくとよいと思います。

 認知症支援で役立ちそうなホームページもあります。避難所で頑張っておられる認知症の人や家族の方など向けの「支援ガイド」(http://itsu-doko.net/)です。

 震災と認知症の共通点、それは「絶望を乗り越えて生きる」ということではないでしょうか。非常に困難な状況を生き抜いた人の言葉に、「ユーモアは、自分を見失わないための魂の武器である」といった趣旨の言葉があるのを見つけました。ちょっとしたことでも、ユーモアがあるだけで、大いなる救いを感じることがあります。一人でも多くの方が救われることを祈念します。(木之下徹、「こだまクリニック」院長)

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