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医療部発

医療・健康・介護のコラム

スポートロジーとは?

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東京の順天堂大学で開かれた国際スポートロジー学会

 スポートロジー。聞き慣れない名称ですが、これは科学的根拠にもとづく習慣的な運動によって、生活習慣病の予防や治療、要介護につながる高齢者の転倒・骨折予防、認知症やうつ病の予防などをはかる新しい学問分野です。

 スポーツ学と医学が手を取り合い、一般市民の健康増進のための様々な対策を打ち出し、指導者の育成を行うようです。3月5日には、東京で初の国際スポートロジー学会が開かれ、国内外の研究者約500人が参加しました。

 日本のスポーツ学はこれまで、エリート競技者の競技力向上にばかり目が向いていました。3年ほど前、市民スポーツとけがをテーマに記事を書いた時、スポーツ学の専門家に何人か取材依頼の電話をしたのですが、「私はプロの競技者の研究が専門」 「市民スポーツはあまりわからない」などと断られてしまった経験があります。医学の分野で運動の重要性が次々と証明されてきた今、スポーツ学の専門家が遅ればせながら、健康増進という観点から市民スポーツに目を向け始めたことは、喜ばしいことです。

 残念なことに、国際スポートロジー学会の講演はすべて英語で行われ、とっつきにくい印象を受けました。多くの人が感心を持つ分野なのですから、専門家の自己満足に終わらせず、研究成果を即座に市民スポーツ愛好家に還元できる体制を築いていってもらいたいと思います。

 
 

 

佐藤光展 2003年から医療情報部。さまざまな診療科の話題に首をつっこみ、この2年は主に精神科を担当。あまりにもずさんな精神科医療の現状を知り、血圧を上げる毎日。

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医療部発12最終300-300

読売新聞東京本社編集局 医療部

1997年に、医療分野を専門に取材する部署としてスタート。2013年4月に部の名称が「医療情報部」から「医療部」に変りました。長期連載「医療ルネサンス」の反響などについて、医療部の記者が交替で執筆します。

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