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上手な耳かき

連載・健康プラス

(2)なでる程度で あか取れる

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 綿棒、金属製などさまざまな用具があるが、「耳かき」と言われて多くの人が思い浮かべるのは、竹製や木製の「さじ型耳かき」だろう。

 埼玉医大耳鼻咽喉科名誉教授、飯沼寿孝(としたか)さんによると、国内では10世紀の遺跡からも、先がさじ型の耳かき付きかんざしが出土していて、江戸時代には東京・浅草近辺で耳あか取りの商売が行われていたそうだ。

 しかし、こうした「さじ型耳かき」が普及した国は、日本、中国、韓国だけだという。これには、耳あかのタイプが関係するらしい。

 耳あかには、カサカサした「乾性耳あか」と、「アメ耳」などと呼ばれる湿った「湿性耳あか」がある。遺伝的に決まっていて日本人は8割以上が乾性で、中国、韓国にも同様に多い。しかし、世界中の他の地域では湿性が多数派だという。

 「乾性耳あかの方が、カサコソ変な感じがしやすいので、耳をかける『さじ型』が普及したとみられる」と飯沼さん。

 ただ、耳をかく際、がりがりひっかくと、皮膚を傷つけ、炎症や出血を招く。「耳のかき方は、皮膚をなでる程度で十分。それで引っかかってくる耳あかが取れればよい」という。また、耳かき選びは、さじのへりが滑らかなことがポイントだ。

 湿性耳あかで綿棒を使う人もいるが、飯沼さんは「市販品は、日本人の耳と比べて綿が太すぎ、巻きが固いものが多い。太い綿棒を耳穴に入れると、耳あかを奥に押し込んでしまうことがあるので要注意」と話す。

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