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脚本家 北川悦吏子(きたがわえりこ)さん 49

一病息災

[脚本家 北川悦吏子さん]難病(2)定期的に全身の激痛

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 人間ドックで病気が見つかったのは1999年。まもなく激しい痛みが始まり、入院した。車いすの女性がヒロインのテレビドラマ「ビューティフルライフ」(2000年)を準備していたころだ。

 「主治医には、面倒な病気になったけど、その経験を生かしてドラマを書くのが、あなたの役割かもしれませんねと言われました」

 病床で書いたこの作品は、平均視聴率32・3%の大ヒットを記録した。

 04年の「オレンジデイズ」では、病気で耳の不自由なヒロインに、「わがまま」も含めて作者自身の苦悩の言葉を語らせた。

 「神様は、耐えられない試練は、与えないというなら、神様は私を買いかぶってる」「どうして私ばかりこんな目にあうの。渋谷に行けばもっとどうでもいいのいるじゃない!」

 しかし、続く「たったひとつの恋」(06年)以降、テレビドラマの執筆は中断した。定期的に襲ってくる全身の激痛。入院は回数を重ね、「通算10回じゃきかない。娘の誕生日ケーキを病室で切ったことも一度じゃありません」。

 痛みの症状が出た時は子どものように泣き叫び、暴れた。夫は幾度もそうした修羅場に立ち会ううち、横で文庫本を開くようにさえなった。「何年も続くと、ああやってしのぐしかなくなるんでしょうね。夫もつらかったろうと思います」

 ブログ http://ameblo.jp/eriko-kitagawa

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