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脚本家 北川悦吏子(きたがわえりこ)さん 49

一病息災

[脚本家 北川悦吏子さん]難病(1)闘病 家族にも険しい道

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 難病に侵されても明るさを失わない車いすの女性の恋物語「ビューティフルライフ」(2000年)。

 音楽の才能に恵まれながら聴覚障害を負った女子大生が、恋や友情を通して前向きに歩み出す「オレンジデイズ」(04年)。心に残る数々のテレビドラマを生み出してきた。

 病気や障害を抱えた人の心情をリアルに描く名手だが、それには隠れた理由があった。もともと病弱だったのに加え、この10年余、難病と闘ってきたためだ。「自然にそういう人のほうが書きやすかった。病気の人からたくさんお便りも頂きました。よく気持ちがわかりますね、って」

 厚生労働省が難病指定する病気だった。原因や治療法がはっきりせず、激しい痛みを伴う。09年、臓器切除の大手術で3か月間入院し、ようやく症状が落ち着いた。

 昨年、闘病を振り返ったブログを「のんちゃんのふとん」(角川書店刊)にまとめ、病気のことを公に語り始めた。のんちゃんは中学1年の長女のことだ。彼女が物心ついてずっと、母は闘病生活を送ってきた。家族にとっても、それは長く険しい道のりだった。

 病名はあえて明かさない。「一時は公表も考えた。けれど、家族が心配して反対するのでやめました。迷惑かけてきたから、もう私だけの病気じゃない。家族の気持ちを大切にしたい」

 ブログ http://ameblo.jp/eriko-kitagawa

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