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石井苗子の健康術

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芥川賞受賞作家のインタビュー

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(“美女と野獣” という見出しがついていました)


 芥川賞も直木賞も今年はダブル受賞でしたが、芥川賞のふたりの作家に“美女と野獣”という見出しをつけていたテレビ番組がありました。いつになく楽しい番組で、読みたくさせる効果十分でした。

 朝吹真理子さんの“華麗なる一族”の系図を説明するまでもなく、彼女の雰囲気はいかにもそのようだったし、西村賢太さんは男子コメンテーターたちが喜んでつっこみたくなるような雰囲気が満点で、司会者が「おっさんやん」から紹介が始まるぐらいの親しみやすさがありました。美女朝吹さんはそれとは真逆に「我々が知らない世界の人」と言いたくなるほど上品な雰囲気を持っていらした。

 ふたりの学歴が書かれたボードが出てきたり、インタビュー時に朝吹さんが使った「畏怖」という日本語の隣に、西村さんの「そろそろ風俗に行こうかと思っていた」が書いてあったりと、両極端な雰囲気は見ている側を楽しませてくれたのですが、なによりも強烈だったのが、ふたりの生き方に半端なものがないことでした。

 もちろん細かい努力や紆余曲折はあったでしょうが、そういったことにおそらく迷わずに成功した人を久々に見せてもらったような気がしました。上品な世界に腰をすえることも、中学を卒業してから定職につかないことも、まじりけのない徹底さです。変に謙遜したり自分の環境に悩んだりしない人を見たと感じました。

 今、自分の環境をより良い所に変えて行きたいと思っている人が多いと思います。自分から脱出したい気持ちは誰にでもあるでしょうが、踏みとどまるエネルギーも大事だと以前、ここに書いたのですが、ふたりを見ていて、ドカンと杭を打って生きている男女を見たような気分がしました。

 「才能のある人はいいね」とコメントした人もいましたが、人にはそれぞれ才能が隠されているものです。自分だけ芽が出ないと悩みあれこれ迷うことも、どっしりと構えて迷わないことも、同じ人生なのだと、すがすがしくそう思わせてくれた芥川賞受賞作家のインタビュー風景でした。

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石井苗子さん顔87

石井苗子(いしい・みつこ)

誕生日: 1954年2月25日

出身地: 東京都

職業:女優・ヘルスケアカウンセラー

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