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女優 柴田理恵さん 51

一病息災

[女優 柴田理恵さん]子宮筋腫(4)治療10分、2泊3日で退院

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 2005年5月、都内の総合病院で「UAE(子宮動脈塞栓術)」を受けた。足の付け根から子宮の動脈に向けて細い管を入れ、ゼラチンを詰め込む。局所麻酔で、治療はほんの10分ほどだった。

 「血管が映った画面を見ながら『先生、今どうなっているの?」とおしゃべりしていたら『はい、終わり』って。術後、管を入れた跡もよくわからない。知人に『ここから入れたのよ』と説明できるよう、ペンで印を付けてもらえば良かった」

 翌日には病室を歩き、2泊3日で退院。すぐにドラマの撮影に入った。治療後、筋腫は徐々に縮小。子宮は2年で治療前の4分の1の大きさになった。生理の出血量は減り、貧血も治った。

 治療から間もなくして愛犬・晴太郎と出会った。捨てられていたのを見つけ、引き取った。以来、毎朝6時には起きて小一時間、一緒に散歩をしている。

 「私は飲んだり食べたりが大好きで太りすぎには注意していますが、晴太郎のおかげで生活が規則正しくなり、健康を保っています」

 UAEは自費治療で費用の面であきらめる人もいる。

 「筋腫の治療は、慌てずに様々な情報を集めて納得した選択をするのが大切。働く女性も主婦も、入院が短期間で済む治療は理想的なので、早く保険が利くようになってほしいですね」(文・中島久美子、写真・清水敏明)

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