女優 柴田理恵さん 51
一病息災
[女優 柴田理恵さん]子宮筋腫(1)母も経験「いつか私も」
1984年、久本雅美さんらと劇団「ワハハ本舗」を設立。舞台では毎回、体をはった演技で笑いと涙を誘う。「はなまるマーケット」(TBS系)などテレビ番組で見せる、涙もろく明るい人柄で人気を集める。
子宮筋腫があるとわかったのは38歳の時の人間ドック。超音波検査と触診で見つかった。
自覚症状はなかったが、驚かなかった。富山に住む母(81)も子宮筋腫の治療経験があり、「いつか私も」と思っていたからだ。
「母は、私が小学生のころ、医師に『もう子どもは産まないからいらないでしょ』と言われ、子宮と卵巣までとってしまった」
手術後の母は、卵巣を摘出した後遺症に苦しんだ。ほてりやのぼせなど更年期症状に加え、骨粗しょう症にもなった。
「普通は、子宮筋腫というだけで卵巣はとらないし、子宮もそう簡単に摘出しませんよね。昔のこととはいえ、安易に卵巣の摘出を勧めた医師については今でも腹立たしく思います」
子宮筋腫は30歳以上の女性の3人に1人がかかる珍しくない病気だ。良性だが、場所や大きさにより、月経痛や出血量の増加、貧血を伴う。こうした症状が出ると治療が必要になる。
人間ドックでは、貧血も指摘されたが、フラフラすることもなく、毎日元気に過ごしていた。しばらく様子を見ることにした。
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