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田沼敦子の「かむかむクッキング」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

根菜たっぷり クラムチャウダー

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 明けましておめでとうございます。

よく噛むと脳が活性化されたり、唾液がしっかり出て、むし歯や歯周病になりにくくなります。

 

 体が温まる、やさしい味わいのチャウダー。 根菜をたっぷり使い、歯ごたえしっかりの一品に仕上げます。高齢者や口内にトラブルがあって噛みにくい方のために、食べやすくする工夫もご紹介します。

 

 
 
 
 
 

食物繊維たっぷり。5種類の根菜で歯をきれいに

 チャウダーと聞くと、ふつう野菜はじゃがいもや玉ねぎを使いますが、今回は、大和芋、れんこん、にんじん、ごぼうといった、噛みごたえのある根菜をたっぷり使って、よく噛めるように工夫しました。

 また、根菜には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、歯についた食べ物の残りかすを掃除する働きがあり、むし歯や歯周病を予防する効果もあります。

 根菜類は、ほかの野菜に比べると、加熱しないと食べにくいものが多く、手間がかかるためか、使うのがついおっくうになりがちですが、今回のような使い方ですと、一度に数種類使え、手軽に作れます。豆乳で仕上げた、まろやかな味わいのチャウダーを、ぜひ試してみてください。

様々な食感の食べ物を噛むことが脳を活性化します

 クラムチャウダーの魚介には、あさりだけでなく、たらやエビも使いました。いろいろ取り合わせて使うことで、よりおいしくなるだけでなく、噛むことで身体に良いことがあります。

 異なる食感の食材を食べるとき、以前食べたことがあるものなら、それぞれの素材をどれくらい噛んでから飲み込めばよいのか… ということを、脳が記憶しています。それらを瞬時で見分けて脳に伝え、脳が噛む動きをコントロールしているのです。

 具材の根菜や魚介類は、旬のもの、お好みのものをお使いになっていただいても、もちろん結構です。いつものお料理に、できるだけ食材を増やして、素材の歯ざわりを楽しめるよう工夫してみましょう。

 

作り方

(1) たらは骨を取り除き一口大に切る。あさりは塩水につけて砂抜きし、よく洗う。えびは背ワタをとる。

(2) 大和芋、れんこん、にんじん、セロリ、ごぼう、たまねぎはそれぞれ1cm 角に切る。

(3) 鍋にバターを溶かし、(2)の野菜を炒め、表面に透明感が出てきたら小麦粉を振り入れて粉っぽさがなくなるまで炒める。チキンスープを加えて沸騰したら、蓋をして弱火で野菜に火が通るまで煮る。

(4) (1)の魚介を(3)に加え、2~3分ほど煮て火を通す。最後に豆乳を加えて塩、こしょうで味をととのえる。豆乳を加えた後は、沸騰させないよう注意しましょう。

 

噛めない人に
あさりはカットして食べやすく
 高齢の方や口内トラブルで噛みにくい方のためには、噛みごたえのあるあさりを3~4等分にカット。片栗粉をまぶすと喉ごしがよくなります。野菜は、煮込むと軟らかくなるじゃがいもと玉ねぎを。口当たりがやさしくなります。

 

 
 

 

調理指導■田沼 敦子

高浜デンタルクリニック(千葉市)院長。歯科医のかたわら、料理研究家、エッセイストとしても活躍中。ご主人は写真家で文化功労者の田沼武能氏。著者に「噛むかむクッキング」(クインテッセンス出版)など。

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 ※ 歯と歯みがきを科学するデンタルマガジン「朝昼晩」(日本歯科医師会)の21号=2008年2月発行=から転載いたしました。

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田沼敦子
 高浜デンタルクリニック(千葉市)院長。歯科医のかたわら、料理研究家、エッセイストとしても活躍中。ご主人は写真家で文化功労者の田沼武能氏。著者に「噛むかむクッキング」(クインテッセンス出版)など。

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