文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

俳優 中尾彬(なかおあきら)さん 68

一病息災

[俳優 中尾彬さん]肺炎(1)「どうせ風邪の延長だろ」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 こわもての威張りキャラに、画家やグルメの顔も同居する多才ぶり。

 バラエティー番組にも引っ張りだこの忙しさで、酒もたばこも豪快に楽しんでいた。生まれてこの方、病院に行ったことがないのが自慢だったが、2007年3月、突然、肺炎で命を落としかけた。

 「どうせ風邪の延長だろと、肺炎を甘く見ていましたね」と苦笑する。

 倒れる数日前から寒気を感じ、市販の風邪薬を飲んでいた。京都へ旅番組のロケに出かける日、妻で女優の池波志乃さん(55)から「風邪なんだから気を付けてね」と東京の自宅を送り出された。その後3日間の記憶がまったくない。後で「真っすぐ歩けていなかった」とスタッフに言われた。

 ロケ終了後、別のレギュラー番組出演のために大阪入りし、その日は体調を考えて早寝した。

 翌朝6時15分。マネジャーからのモーニングコールが鳴った。ベッドのすぐ脇にある電話に手を伸ばそうとするのに、体が動かない。もがくうちに床に落ちた。はって受話器を取って、力尽きた。

 救急車の中が一瞬見え、次に気付いた時は集中治療室のベッドの上。管だらけになった体のそばで、東京にいるはずの妻が心配そうにのぞき込んでいた。

 「何が起こったのか、さっぱりわからない。それでも、2、3日寝てりゃ治るだろと軽く考えていました」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

sokusai_117

 
 

一病息災の一覧を見る

俳優 中尾彬(なかおあきら)さん 68

最新記事