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落語家 林家こん平(はやしやこんぺい)さん 67

一病息災

[落語家 林家こん平さん]多発性硬化症(4)弟子も驚く「いい調子」

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 週1回の「らくご卓球クラブ」が、何よりの楽しみ。練習日は、前日からラケット、ユニホーム、タオルなどをカバンに詰め込む。

 当日は、近くに住む次女の田中(えみ)さんの家まで歩き、送りの車を出すようせかす。

 卓球では最近、回復ぶりを観客に見せる機会があった。東京・世田谷パブリックシアターで10月12日に開かれた「林家こん平応援大落語会」。弟子らの落語の後、「笑点」仲間の三遊亭小遊三さんとラリー(打ち合い)を披露。観客から大きな拍手を浴びた。

 出番の直前、一番下の孫、勝利くん(6)から励ましの電話があった。「一生懸命、頑張るからね、頑張るからね」と答えた。

 「孫は、やっぱりかわいいよ。落語家になってほしいかって? なってほしいよ。筋がいいよ」

 ストレスや疲れが病状の悪化を招くとされる多発性硬化症。外出などの後は、昼間からでも横になって休むことにしているが、人前であいさつをしたり、会合に出たりする機会を少しずつ増やしている。

 田中さんは「お酒はふらつくので良くないが、結婚式の披露宴でビールなどを飲み、その時のスピーチはいい調子。弟子が驚いていたくらい」と話す。

 満面の笑みの「チャラーン」を披露する機会は増えそうだ。(文・渡辺理雄、写真・竹田津敦史)

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