はつらつ健康指南
健康・ダイエット・エクササイズ
電動歯ブラシに新機能
効率的に汚れが落とせる電動歯ブラシ。歯周病や虫歯予防だけでなく、食事の後やデートの前のエチケットにも適した携帯用など、最近は品ぞろえが充実してきた。(経済部 栗原健)
「磨き順」をナビ 携帯用も
東京・秋葉原の家電量販店「ヨドバシカメラ・マルチメディアAkiba」は、男性向けのひげそりと、女性向けの美容家電との間に、電動歯ブラシが並んでいる。性別や年齢の違いを問わない人気商品だからだ。
同店理美容専門チームの横野剛さんは、「最近は比較的価格が手ごろな電動歯ブラシ商品も増えていて、人気が集まっている」と話す。
ヒットの起爆剤になったのは、パナソニックの音波振動歯ブラシ「ポケット ドルツ」だ。年間約220万台とされる市場で、今春の発売以来、わずか半年間で100万台が売れた。その特徴は長さ16センチの携帯性だ。
これまでは、電動歯ブラシは家で使うのが一般的だったが、小型化することで、デートの前や、食事の後に職場などの化粧室で歯磨きをするのに便利になった。キャップをつければ、化粧品のようで、主に女性に受けているという。
機能の強化も進んでいる。P&Gの「ブラウンオーラルB 5000デンタプライド」は、液晶の画面で、次に磨く場所を指示したり、歯茎に強く押しつけていることを知らせるナビゲーション機能がついている。「しっかりクリーン」や「やわらかクリーン」といった強さも選べる。
また、9月に発売したフィリップスの「ソニッケアーキッズ」は子ども向けだ。歯磨きを始めて2分がたつと、自動で止まる「キッズタイマー」などがついている。4~7歳と7歳以上で、ブラシや振動の強さも選べる。
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