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はつらつ健康指南

健康・ダイエット

乳幼児の爪切り、安全に

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手や足全体を押さえ話しながら

 親などが乳幼児の爪を切る際、短く切りすぎてしまい深爪になることもある。子どもの動きに気をつけながら、安全に爪を切ってやりたい。

 東京都練馬区の主婦(39)は、1歳半の長男の爪切りで悩むことが多い。「泥などの汚れがつかないように爪を短く切ろうとすると、子どもが嫌がって動いてしまう」と話す。

 スマイル皮膚科(埼玉県所沢市)院長の倉片長門(ながと)さんは、「爪に汚れが残らないよう、必要以上に短く切ってしまうケースが目立つ。切りすぎると巻き爪になってしまうこともあるので、切り方に注意してほしい」と指摘する。

 爪を切る時の長さの目安は、指の先端に合わせ、爪先の白い部分が少し残る程度。指の形に沿って切る。爪は指先を保護するとともに、指先に加わる力を支える役割があり、適切な状態を保たないと、日常の動作が不自由になる。

 1歳7か月の長男がいる助産師で保健師の市川和美さんは、「乳児の場合は急に動くので、手や足をしっかり押さえることが必要です」と話す。

 座ることができる月齢の子どもなら、ひざに座らせて抱っこするなど子どもが安定する姿勢を心がける。首が据わっていない子どもの場合は、寝かせた姿勢などで爪を切る。

 押さえ方は、自分の手のひらを子どもの手のひらに合わせるようにし、子どもの手全体を押さえ、爪を切る指を自分の親指でしっかり押さえる。足も同様に自分の手のひらと子どもの足の裏を合わせるようにして足全体を押さえる。

 爪を切るときには、子どもが緊張しないよう、「きれいにしようね」「きれいになったね」などと積極的に話しかけると良い。食事の後なども子どもを緊張させずに切りやすい。風呂上がりの時は爪が軟らかく、切りすぎてしまいがちなので避ける。嫌がる場合は無理して全部切らず、数日に分けて切る。

 足の手入れなどに詳しい保育士でNPO「保育所風の子」(東京都八王子市)理事長の遠藤登さんによると、爪切りを嫌がる子どもの場合、母親が抱っこして子どもに話しかけている間に父親が爪を切るなど、大人2人で行うとスムーズに切りやすい。「爪切りは単に爪を短く切る作業ではなく、子どもとの大切なコミュニケーションの機会。爪切りを通して、子どもと触れ合う時間を増やしてほしい」と遠藤さんは話している。

紙ヤスリもおすすめ

 乳幼児用の爪切りには、ハサミ型やテコ型などがある。特にハサミ型は爪が薄くて軟らかい乳児に使われることが多い。刃の先端が丸く、刃も鋭くないので、乳幼児が急に動いても指先を傷つける心配が少ない。また、柄の部分に指を入れて使うのではさみの動きを調節しやすく切りすぎを防げる。テコ型は、ハサミ型に比べて刃が鋭く、1歳前後など爪がある程度硬くなってから使用する場合が多い。

 遠藤さんは、子どもが爪切りを嫌がる場合などに、爪用の紙ヤスリをすすめる。1日に指1、2本の爪をそれぞれ数回こすれば適切な長さを保てるという。短時間でできるので子どもも慣れやすい。

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