はつらつ健康指南
健康・ダイエット・エクササイズ
女性用スポーツ自転車が充実
サドル、ハンドルに工夫…小柄な人でも安心
女性向けのスポーツタイプの自転車が増えている。サドルやハンドルの位置に配慮するなど小柄な体形でも乗りやすく工夫され、女性も気軽に遠乗りが楽しめそうだ。
世界的なメーカーのジャイアント(台湾)は今年9月、女性向けブランド「Liv/giant(リブ ジャイアント)」を日本でも発売した。本格的なロードバイクと、街中で乗るクロスバイクの計4モデル(5万9850円~23万1000円)。身長150センチから乗れるものもあり、サドルからペダルまでの距離を短くし、ハンドルとの距離も腕が届きやすいよう短くしてある。肩幅に合わせハンドルの幅も狭めたという。色やデザインも女性を意識した。
直営店のジャイアントストア二子玉川(東京・世田谷区)は2階を女性向けフロアにした。自転車用ウエアやリュックサック、日焼け止めなどの化粧品も置いている。カップルで来店する人も多いという。同社の
女性用のスポーツ自転車はこれまでもあったが、欧米向けが主体で、大半が身長160センチ用からだった。最近、長距離を走るスポーツ自転車への関心が高まっているのを受け、小柄な女性にも合うモデルが登場してきた。
メリダ(台湾)は9月から、女性が乗り心地がいいようにと、幅広でクッション性のあるサドルなどを採用したロードバイク3モデルを扱っている。国内メーカーでも、ブリヂストンサイクルがスポーツ自転車ブランド「アンカー」で、小柄な人でも乗りやすい女性向けのロードバイク3タイプを販売している。
自転車を生活に取り入れる女性向けムック「バイシクル・ビューティー」も昨年秋に創刊された。編集長の河西啓介さんは「スポーツ自転車は、買い物用と違い長距離を楽に速く走れる。壮快感が女性にも注目されています」と話す。
【関連記事】