文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

こころ元気塾

ニュース・解説

野田聖子さんインタビュー全文(5)命を守る、この国を守る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 ――野田さんが週刊誌に書いた手記で、「家族を持たないと、保守政治家として不完全」とありますが、どういう意味ですか。

 野田 自民党の綱領をみればわかりますが、保守政治の原点は家族の絆なんです。ただ、自民党の人たちは、普通に妊娠することしか考えていない。

 でも、「家族が原点」「家族を守ろう」というのは大賛成。夫が妻を、妻が夫を、子供が親を守る。そのために必要な政治を求めることは、保守政治として美徳だけれど、その家族というのは限定されていて、体外受精で生まれた子とか養子は入っていないところに、自民党の脆弱さを見てしまいます。

 ――家族を持たないと人間として不完全、という意味ではないわけですね?

 野田 家族の定義は本人が決めていいんです。犬を家族だと思うならそれでいいし、その定義を自民党は狭めていることが問題。

 自分が守りたい人のためにいい政治を求めるのは、すごくかっこいいなと思います。その家族が、自然に生まれた子でも人工的に生まれた子でも等しいと言えれば、自民党も最高だけど、差別するところに問題がある。妻との間に生まれた子と愛人に生まれた子に差別があるのはおかしいと思います。

 ――生まれてみないとわからないかもしれませんが、子供が生まれたら、人生や生き方は変わると思いますか?

 野田 総理を目指すと思います。「女は弱し、されど母は強し」と言いますが、母親は自分のために生きるのではなくて、自分以上に守るべきものがあるからです。

 政治家もそうですが、選挙で勝たなければとか、自分のために生きてしまいがち。自分以外の誰かのために命をかけなければいけないのが政治家。それは、頭でわかっていても、やっぱりわかっていなかったなと、毎日学ばせてもらっています。

 自分に一番足りなかったことは、政治家として、命を守ること、命を賭けること。それを子供が教えてくれているから、それを生かして、この国を守るトップにならなければと思います。今まではためらいがあったけれど、今なら目指せると思う。自分の中で、そういうどっしり感が出てきました。(おわり)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

こころ元気塾の一覧を見る

最新記事