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[科学は人類に何をなしうるか] 意見表明 「産学が緊密に連携を」

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中江 清彦 氏 (住友化学専務)

 20世紀は、科学技術によって社会経済が大きく発展した。中には負の側面もあり、我々は公害問題を直接経験し、色々なことを学んだ。こうした知に、新たな科学技術の力を加え、21世紀の地球規模の問題を解決していくことが大切だ。

 科学の発展の第一歩は、一人の人間の「なぜ」という問いかけであり、「何としてもこうしたい」という夢と情熱が、新しい時代を作ってきた。若い皆さんにはぜひ、このことを肝に銘じてほしい。

 イノベーション(技術革新)こそが、国際社会の原動力、国際競争力の源泉となる。基礎研究を担う大学と、その知を活用して産業応用をはかる産業界との緊密な連携こそが、安全安心で持続可能な社会の構築に貢献する。我々は、1953年に工業化に成功した合成殺虫成分のピレスロイドを練り込んだ蚊帳をアフリカに提供している。6000万張りの生産体制を作り、雇用の創出にも貢献した。

 地球温暖化、水不足が深刻化する中、食糧不足も考えなくてはならない。我々は異常環境でも作物の収量を大きく増やす研究開発も行い、貧困と食糧問題を解決したいと考えている。


「社会に生かす高度医療」 片桐 敬 氏 (昭和大学長)


 昭和大は1928年、昭和医学専門学校として創立された。当初は医学部のみの単科大学だったが、現在は、薬学部、歯学部のほか保健医療学部(看護学科、理学療法学科、作業療法学科)を併設した。「至誠一貫」を建学の精神、モットーとして、人間性豊かな医療人の育成を目指している。

 本学の教育のユニークな点は、山梨県富士吉田市のキャンパスで、1年生が全寮制のもとで学部の枠を超えて、少人数制の自己参加型、問題解決型の学習を行うことにある。4学部の学生が一つのチームをつくり、ある問題について検討し、解決法を自ら学習していくというやり方だ。他にない医学教育を実践している。

 同時に、8か所の付属病院(計ベッド数3000床以上)で、高度医療を展開している。社会に通じる高度の研究業績をあげることにより、社会に貢献することを目指している。

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