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ダイエット体験談 優秀作

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体重は戻ったが体型は・・・

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遠田 和佳子 28歳 仙台市

 ダイエットとの出会いは小学3年生の時である。当時小学校には肥満児を集めた『コアラクラブ』なるものがあり、私は否応なく入部させられた。当時の体重は40キロ程(小学3年生の平均体重は27キロ)。

 入部して課せられたのは食事を記録して保健の先生に提出する事。今でいう『レコーディングダイエット』である。正直に申告すれば「食べ過ぎ!」と怒られると思った私は、虚偽申告をした。

 しかし、記録内容の割に一向に減らない体重を怪しんだ保健の先生に問い詰められ、うそがばれてしまった。そして先生直々におしかりをいただく。「将来の健康のため、今は我慢しなきゃならない」。おそらくそのような事を言われたのだと思う。残念ながら話の内容はほとんど記憶にない。そのかわり、その時泣いてしまった事はよく覚えている。『太ってて何が悪い? なぜ怒られなきゃいけない?』という悔し涙であった。

 高学年になり、急激に伸びてきた身長と、多めだった体重との釣り合いが自然と取れるようになり、クラブはめでたく卒業となった。けれども、この時の悔しさがもとになり、より短期間で、より多くの体重を落とす事に楽しみを見出してしまった。

 初めに挑戦したのは『りんごダイエット』だった。3日間りんごだけで過ごすと、終了日には4キロ近く体重が落ちている。簡単に体重は減るのだが、簡単に落ちた体重はまた簡単に戻ってくるのであった。しかも、段々と落ちにくくなっていった。

 そこで試したのが『プチ断食』。ところがこれがまずかった。普通の食事に戻る時は、『ゆっくり少量ずつよく噛む』べきなのに、ご飯を口にした瞬間、その美味しさにたがが外れ、一気にどんぶり飯をかき込んでしまった。

 自己嫌悪に襲われた私は、そのまま外にウオーキングに出た。1時間ほど歩き回って帰宅すると、嫌な気持ちは消えていた。この時ようやく、『食事で体重を減らす』事よりも『運動して体重を減らす』事の面白さに気付いた。

 日々の生活にちょっとした運動を取り入れる事を続け、標準体重のやや上の辺りをキープしていたが、去年、妊娠・出産を経験した。その結果、ひとつの悟りを開く。すなわち「ダイエットしてたら育児出来ない」。食べられる時に食べておかないと、身体がもたない。時間も足りない。

 多忙が幸いしてか、体重は産前とほぼ同じに戻ったものの、体型は・・・。体重減よりも、美しい体型を切に願う今日この頃である。

 ヨミドクターで募集した「ダイエット体験談」の応募作品の中から、優秀作を紹介しています。

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