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水沢アキさんが語る (2) 頭痛外来を受診、薬を飲むタイミングを知る

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「我慢」 は間違いだった

 日本人は我慢が美徳という意識がありますよね。私もずっとそう思っていましたので、痛みが出ては、一人で部屋で痛みが過ぎ去るのを待っていました。でも、それが間違いとわかったのです。2004年末、頭痛外来を受診したのがきっかけです。更年期にさしかかり、心身も少し不調が出てきて内科を受診しまして、そこで長年の頭痛についても相談してみました。市販の痛み止めが通常量でも効かなくなってきたことや、周囲の友人たちがくも膜下出血や脳卒中になって、「私、あまりに痛いけど大丈夫かな」と心配になったんですよ。すぐ頭痛外来への紹介状を書いてもらいました。

 頭痛の専門医の清水俊彦先生(東京女子医大脳神経外科非常勤講師)に診察してもらったところ、頭痛の原因は、片頭痛とわかりました。吐き気を伴うのが特徴で、緊張から解放されたときに起こりやすいそうです。治療薬や予防薬もあることを知りました。色々な薬を試してみました。服用のタイミングが重要なこともわかりました。

「頭痛を知って」 主治医と本を出版

 私はぎりなるべく薬を飲みたくないタイプで、ぎりぎりまで痛みを我慢してから、痛みどめを飲んでいたんですね。吐き気止めも同じ。ひどくなってから飲んでいたので、すぐ吐いてしまう。胃に入っていかなかったのです。はく前に飲まないといけなかった。だから今は、朝起きて「あ、おかしいな」と思ったら早めに飲むようになりました。微妙なタイミングですけれどね。

 清水先生から、閉経して女性ホルモンの変動がなくなると、頭痛が改善する場合もあると聞いていましたが、私は、あまり変化はないですね。でも、上手に痛みを抑えることができています。服用のタイミングがわかったこと、何かあったら駆け込める信頼できる主治医に出会えた安心感も大きいと思います。おかげさまで、痛みで1日を無駄にすることはなくなりました。

 2005年、体験をもとに、清水先生と「『頭痛くらい』で病院へ行こう」(河出書房新社)を出版しました。

 頭痛に悩む方はたくさんいるのに、私のように我慢が当然と思いこんでいる人が多いことを知りました。私は薬を飲むのに抵抗があったけれど、逆に薬を乱用してさらに頭痛が悪化してしまう人もいるそうです。頭痛について正しい知識を持つのは大切なことで、是非、一度専門外来を受診してほしいとの思いが込められています。

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