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医療部発

コラム

滝行、その後…

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 7月15日付け弊紙夕刊のこころ面の掲載記事のため、滝の冷水を浴びる滝行の取材をしました。「すっきりする」とか、「リフレッシュになる」とか、体験者からは様々な声を聞きますが、私の正直な感想をつづってみましょう。

 なぜ滝行の取材をしたかというと、40歳後半女性の知人が一時期、滝行のため、御岳山に通っていた時期があり、「なぜつらい思いをして、滝に身をまかせねばならないのか」という疑問を持っていたためでした。その女性はやはり「気分転換になる」といっていたわけですが、そもそもなぜ、滝の水で気分転換になるのかが分からない。ということで、実際体験したわけです。

 さて、私の場合、心理面に滝行がなにか影響を与えたかというと、残念ながら、心境面では「まったくありません」でした。ただひたすら、「冷たい」というのと、「痛い」という思いです。「痛い」というのは、どうも冷水で身を縮めたとき、急に動いたせいか、首の筋肉を傷めたようなのです。

 1~2日たっても、痛みが引かないので、これまた、こころ面の取材で知った鍼治療を受けました。鍼灸師の先生いわく「滝行のせいでもあるが、もともとの姿勢が悪い。体が硬すぎ」。どうも、落ちてくる滝の水を体が受け流すのではなく、ドーンと肩・首で正面から受け止めたのがよくなかったみたいです。

 鍼治療にはその後、週1回のペースで3回通いました。それで少しずつ、痛みも和らぎ、普通に生活ペースに戻りました。夜、酒を飲むと、左の頭ががんがんと痛むのには参りました。首の筋肉のコリから発する緊張性頭痛と自己診断しました。酒はよくありません。

 ともかく、心理的には好影響がなかった滝行ですが、体と生活ペースを見直す機会にはなりました。会社のイスの高さを低くして、猫背でパソコンに向かわないように心がけております。滝行後、2キロ落ちた体重は、そのままキープしています。

 滝行は、潜在的に体調が悪い方にはおすすめできません。「プチ修行」とかいわれますが、全然「プチ」じゃないよ、というのが正直なところ。しかし同じ日に、滝行をしていた20代男女のカップルと、40代とおぼしき女性は、滝の水を浴びてもぴんぴんしていましたから、私はよほど例外的な人なのかもしれませんが…

 
 

 

渡辺理雄 2008年12月から医療情報部。脳卒中、リハビリテーション医療などを取材している。今年の目標は、セ・リーグV4(ジャイアンツ)。

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医療部発12最終300-300

読売新聞東京本社編集局 医療部

1997年に、医療分野を専門に取材する部署としてスタート。2013年4月に部の名称が「医療情報部」から「医療部」に変りました。長期連載「医療ルネサンス」の反響などについて、医療部の記者が交替で執筆します。

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