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のどの奥がかゆくて不快

 昨年12月、長年のアレルギー性花粉症のため、「下鼻甲介(かびこうかい)粘膜下焼灼術」を受けました。さらに、睡眠時無呼吸症候群のため、就寝時にCPAP(シーパップ)を装着して就寝しております。最近、時々、のどの奥が刷毛(はけ)でなでられるようにかゆくて不快な気がします。耳鼻咽喉科を受診した方がいいのでしょうか。(75歳男性)

まず、耳鼻咽喉科で原因チェックを

鴻(おおとり)信義 慈恵医大耳鼻咽喉科准教授(東京都・港区)

 のどがかゆくて不快な感じは、「咽喉頭(いんこうとう)異常感症」だと思います。この病気は、通常の耳鼻咽喉科診察では、原因と考えられる明らかな病変が認められません。

 現在75歳という事ですが、のどや鼻の乾燥、あるいは胸やけなどはないでしょうか。加齢に伴う乾燥や、逆流性食道炎(胃液が食道に逆流する病気)などが咽喉頭異常感症にかかわっている可能性があります。

 「下鼻甲介粘膜下焼灼術」とは、鼻の中の空気の通り道を狭くしている下鼻甲介という部分の組織を電気メスで焼いて、通りをよくする治療法です。手術後の鼻の症状はいかがでしょうか。手術前は鼻つまりや鼻汁過多などの症状があり、手術後に鼻の通りは良くなったと思います。しかし、鼻が乾燥したり、鼻汁がのどに回る(あるいは落ちる)「後鼻漏(こうびろう)」の症状が出ていたりしていませんでしょうか。

 「CPAP」とは、圧力をかけた空気を鼻から送り込むことで、気道の閉塞を取り除く治療法または治療器具のことですが、いつごろから使用していますか。CPAPを装着するようになってから、のどの違和感や乾燥感が強くなっていませんか。

 下鼻甲介の手術やCPAPは、それぞれの疾患に対する重要な治療方法ですが、逆に「咽喉頭異常感症」にもかかわっているかもしれません。

 まずは耳鼻咽喉科を受診し、内視鏡などを用いてのどをよく診察してもらって下さい。咽喉頭異常感症の原因が、のどの腫瘍(がんなど)である事もあります。

 また、他に何か病的な所見がないかチェックしてもらう事をお勧めします。それで明らかな異常がなければ、のどのうがいや鼻うがい、のどの吸入(ネブライザー)または内服薬の投与などで症状が緩和されてくる事が期待できます。

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