医療部発
医療・健康・介護のコラム
股関節唇損傷とは?
お笑いタレントの松本人志さん(46)が「股関節唇損傷 (こかんせつしんそんしょう)」で休養すると発表された。手術も予定されているという。
あまり聞き慣れない病名なので、順天堂大江東高齢者医療センター副院長、黒澤尚さん(整形外科医)に、どのような疾患か、尋ねてみた。
黒澤さんによると、股関節唇とは、股関節の骨盤側のヘリを覆う軟骨で、関節内に収まっている大腿骨の頭の部分が、外に外れるのを防ぐ土手のような役割を担っている。
ここに裂け目が入った状態が、「股関節唇損傷」という状態だ。裂けた股関節唇のカケラが関節内に挟まったりして、股関節のスムーズな動きを妨げ、痛みを呼ぶと考えられている。
症状が軽ければ、関節を深く曲げるような無理な動作を避け、症状が和らぐのを待つ。炎症を抑える鎮痛剤を用いることもある。
重症の場合は、関節鏡手術なども行われる。この手術は、カメラが入る穴や、手術器具の入る穴を、計3か所程度開け、関節の動きを妨げる股関節唇のカケラを切り取るという。
股関節唇は通常のエックス線の画像検査には映らないため、造影剤を用いた特殊な磁気共鳴画像(MRI)などを用いて見つかるようになった。
高橋圭史 2005年から医療情報部。がん放射線治療、腰痛・ひざ痛、こころの病気などを担当。主な取得資格は、プロボクサーライセンス(過去)、剣道二段。
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後になってから知った…
ドリアン
初めて投稿いたします。松本人志さんが股関節が悪いのは存じていましたが、私も先天的に股関節の異常を抱えております。私の場合は、骨盤側の大腿骨にかぶ...
初めて投稿いたします。
松本人志さんが股関節が悪いのは存じていましたが、私も先天的に股関節の異常を抱えております。私の場合は、骨盤側の大腿骨にかぶさる屋根にあたる部分がなく、かろうじて骨盤の脇にくっついている程度です。
でも、子供の頃にはそんな異常があるのを知らず、成人して、痛みが出てから整形外科を受診してようやくわかりました。
脚が外れないように、毎日のように整形外科でリハビリや運動療法を続けて、筋肉を強化するためのケアをしています。
人によっては手術をされる方もいるようですが、かかりつけの医師は現時点での外科的療法は勧めていません。
天気の悪い日や寒い日、出張などで歩行が増えた日は、階段を降りる時や脚に体重をかけた時に、ビリッ!とした痛みが走ります。
高齢になった時が心配です。
私の股関節が耐えられるかどうか……
今、40代くらいの人の場合、赤ちゃんの時に股関節の異常を発見できなかったケースは結構あるようです。
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見つからない病名
みほきち
はじめまして。実は私の母が今年の二月頃から、下腹がピキーンと痛くなる事が頻繁にあるようす。下腹と言っても、恥骨の上あたりらしく、くしゃみや咳をす...
はじめまして。実は私の母が今年の二月頃から、下腹がピキーンと痛くなる事が頻繁にあるようす。
下腹と言っても、恥骨の上あたりらしく、くしゃみや咳をする度に痛みを感じるようになったみたいです。
くしゃみをする度に立ち止まって痛みを我慢しています。
内科、外科、婦人科、子宮癌等と、色々検査をしたんですが、結局痛みを治す事も出来ず、病名も分かりません。
股関節唇損傷ではないと思いますが、もしかして!と思ってみてみました。
母は、62歳。
週に一度ママさんバレーをしています。
痛みがあるにも関わらず、バレーには行ってるみたいです。
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