文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

高齢期の食事

連載・健康プラス【有料会員限定】

(1)肉や油脂 老化遅らす

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 高齢になると食が細くなり、調理も面倒になりがち。単調な食生活で栄養不足(低栄養)に陥る人も目立ち、問題となっている。「元気で長生き」のための食事とは――。

 「高齢期には、肉や油脂を積極的に取ることが重要。粗食は卒業して下さい」。熊谷修・人間総合科学大教授はこう強調する。生活習慣病を用心しなければならない中年世代と違い、高齢期には個別の病気よりも全身の老化こそ問題となる。それが病気を招き、死亡リスクを高めるからだ。老化の速度は、栄養状態に左右される。

 熊谷教授らの研究によると、栄養状態の指標である血清アルブミン(血中の主要たんぱく質)の数値が高い人ほど、年をとっても歩行速度が低下する割合が小さく、老化が遅かった。また、肉、卵、油脂をよく食べる人は、余暇活動や創作など知的活動の衰えが少なかった。

 栄養状態を良くするには、バランスのよい食事で多様な栄養素を取るのが基本。特に、摂取が減りがちな肉、魚、卵、牛乳、油脂の5食品群を意識してしっかり食べるのがポイントだ。コレステロールが心配になるが、「生活習慣病リスクを乗り越えた高齢期では、コレステロールが高い方が全体の死亡率が低い」と熊谷教授。老化が気になる50歳代から、こうした食生活に切り替えることを勧める。

 なお、太っていても血清アルブミン値の低い人が意外と多いそうなので、ご注意を。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

連載・健康プラス【有料会員限定】の一覧を見る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、ヨミウリ・オンライン(YOL)、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

高齢期の食事

最新記事