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元大関 小錦八十吉(こにしきやそきち)さん 46

 メディアなどでお馴染みの芸能人、有名人だって、一人の人間として病気や心身の不調と向き合っています。苦しかった経験や、病によって気付かされたことなど、率直な思いをお聞きします。

一病息災

[元大関 小錦八十吉さん]150キロの減量(2)少量の食事を1日5回

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 2006年12月、減量のために胃の縮小手術を受けようと、妻の千絵さん(35)とハワイに帰った。

 日本ではこの手術は保険適用になっていなかったからだ。

 だが、手術はすぐには受けられなかった。心機能や血糖値、あらゆる検査をして、まずは自力でダイエットし、“健康体”になってからでないとゴーサインが下りない。食習慣を変えないと、手術後にリバウンドすることもあるので、週3回、1回3時間の講義も半年間受けさせられた。

 5、6人のグループに分かれ、食事療法やカロリー計算を徹底的に教え込まれた。少量の食事を1日5回。ひとくちの食事を2分もかけて食べる練習をする。「相撲界で1日2食のドカ食いをしていた僕には本当にきつかった」

 「これじゃあ、せっかくの食事もおいしくないよ」というぼやきを、千絵さんは笑顔で無視。「はい、ゆっくり食べてね」。付きっきりで見守ってくれた。

 妻と2人だけの、つらく、孤独な闘い。いくら励んでも、なかなか許可は下りない。じりじりと焦りを感じていた1年1か月後、ようやく手術日が決まった。

 2008年2月、おなかの6か所に穴を開けて器具を入れ、胃を小さく切って小腸につなげる手術を受けた。300キロ近い体重の割に内臓脂肪は少なく、3時間の予定で始まった手術は1時間45分で終了した。

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