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石井苗子の健康術

yomiDr.記事アーカイブ

代替医療のプラセボ効果健康法

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(代替医療で、果たして期待できるのはプラセボ効果だけなのでしょうか)


 

 実は今、咳をしただけでも右足の脛が感電したような痛みが走り、左足の足底筋膜炎は悪化の一途をたどり、左の股関節に時折悲鳴をあげるほどの痛みが襲うことがあり、ときどき歩けなくなるほどです。

 原因はストレスフルな剣道の稽古だそうで、外科医から「剣道!おやめなさい、加齢です、加齢考えなきゃダメでしょ」と言われ「温泉でも行かれたらどうですか?血流が悪いから。薬?他に何か飲んでも治りませんよ?」と科学者のご意見。代替医療のお勧め話など出ないのです。中には手術をしたらどうかという外科医もいました。

 痛み止めと湿布薬をもらっても、足は一向によくならない。温泉に行けるわけもなし、剣道は中止。さすがにプラセボ効果はないものかと泣きたい気分になっていた矢先、ニッポン放送「ラジオ ケア・ノート」という番組で代替医療の効果について話すことになりました。

 代替医療とは「通常の医療の代わりに用いられる医療行為」のことで、必ずしも科学的な効果が証明されているとは限りません。しかし、マッサージ、アロマテラピー、整骨や整体、リフレクソロジーなどの代替医療の紹介をラジオでしているうちに、自分も受けてみようかという気持ちになってきてしまいました。

 プラセボ効果のひとつに「痛みに対する治療法がなくて苦しんでいる患者に安息をもたらす」というのがあります。つまりリラクゼーション効果です。代替医療の多くはリラクゼーションを目的としたものですから、精神的にリラックスすることで痛みも緩和することができるというのです。外科医との会話にはリラックスできる言葉はひとつもありません。「年だ!加齢だ」と言われてそれが科学的に正解でも、痛みは激しくなるばかりだし夢も希望もなくなってくる。

 私も超音波マッサージや整体に通い始めました。この代替医療でよくなったとしても外科医は自然治癒したのだと言いはるのかもしれませんが、人間の生活にはリラクゼーションが必要だとよくわかりました。安息がいかに大切なものか、安息をもたらす会話がどれだけ大事なことか、患者をリラックスさせることもプラセボ効果であることに間違いありません。

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石井苗子さん顔87

石井苗子(いしい・みつこ)

誕生日: 1954年2月25日

出身地: 東京都

職業:女優・ヘルスケアカウンセラー

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1件 のコメント

フォームはゆっくり、重心移動ですばやく

プチ旅派

やっぱり剣道オンリーでは一カ所に負担が大きいのではないですか。 補助種目に筋力トレーニングをいれて全身の筋力のバランスをつけてみてはいかがですか...

やっぱり剣道オンリーでは一カ所に負担が大きいのではないですか。


補助種目に筋力トレーニングをいれて全身の筋力のバランスをつけてみてはいかがですか。

筋力トレーニングの際はフォームをしっかり教わらないと何にもなりません。


頭の後ろを手のひらで触るのに、手を前へならいして手の甲を上にしてから万歳、そのまま腕を真横にして肘を曲げると手のひらは頭の後ろにきているはずです。この動作が関節のダメージを殺すのですけどもう何回もいきなり頭の後ろをさわっている動作をしていれば肩関節はそうとうすり減っているといわれます。これが歳って表現らしいです。積算回数が多くなってますねって事でしょう。


痛いのは炎症でしょうか。まずはRICEで。

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