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元大関 小錦八十吉(こにしきやそきち)さん 46

 メディアなどでお馴染みの芸能人、有名人だって、一人の人間として病気や心身の不調と向き合っています。苦しかった経験や、病によって気付かされたことなど、率直な思いをお聞きします。

一病息災

[元大関 小錦八十吉さん]150キロの減量(1)妻の言葉で仕事中断

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 18歳で日本の相撲界に入門。恵まれた体格で他の力士を圧倒し、「ハワイの黒船」と恐れられた。だが、1986年5月場所の取組中に、右ひざに致命的な傷を負った。体が思うように動かず、体重ばかりが増え、97年に引退。翌年にはタレントに転身。不規則な生活で、体重はますます増えた。

 高校時代、184センチ、130キロだった体は、2006年には300キロを超えた。テレビの企画で、1日8時間運動する「スポーツダイエット」や、炭水化物抜きダイエットに挑戦したが、しばらくすると元に戻る。

 調子のいい時はまっすぐ歩けるのに、体調が悪くなると横ぶれがひどくなる。痛風や糖尿病、ひざの痛み――。1か月に1度は入院するようになった。

 「このままでは死んでしまう」と、事務所の社員があらゆるダイエット法を調べて、胃を切除して小さくする手術を勧めてくれた。でも決心はつかなかった。「会社のタレントは当時、僕だけ。休んだら誰が社員の給料を払うんだ?」

 「お金がなかったらハワイの家を売ればいい。2人で生きていけば何とかなる。でも今、手術しなきゃ生きることもできなくなるのよ」。妻の千絵さん(35)の言葉が背中を押した。

 06年12月、仕事を中断して、千絵さんと2人、ハワイに渡った。「あの時、決断しなければ、僕は今、ここにいないと思うんだ」

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