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(1)ソフトコンタクトレンズ、誤った使い方をすると…

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 「健康で魅力的な瞳」をテーマにしたトークショーが2010年4月13日に都内で開催され、女優の福田沙紀さんが登場しました。コンタクトレンズメーカー「ボシュロム・ジャパン」がソフトコンタクトレンズ用の消毒剤を新発売したのにあわせたものです。自らもコンタクトレンズ愛用者という福田さんも専門医の解説を聞いて、レンズケアの大切さを実感していました。

女優・福田沙紀(ふくだ・さき)さん
1990年、熊本県出身。13歳で「全日本国民的美少女コンテスト」演技部門賞を受賞したのをきっかけに、芸能界デビュー。 テレビ朝日「メイド刑事」で主演を務めるなど、テレビや映画、舞台に出演するほか、歌手としても活躍中。
眼科医・土至田宏(としだ・ひろし)さん
順天堂大学医学部付属静岡病院・眼科准教授。日本眼科学会専門医・指導医。専門領域は「コンタクトレンズ」「ドライアイ」など。

 司会:まずは福田さんにお伺いしたいと思います。福田さんはやはり女優さんというお仕事柄、目をとても大切にしていると思うんですが、目の健康について何か日ごろから気を使っていることはありますか。

 福田:そうですね。やっぱり人と会う時に目の印象というのは、一番大切だと思うので、そういうところで気をつけているのと、お芝居でも目に集中して目で伝えるということがあります。目というのは、このお仕事でもとても大切だし、私生活でも大事です。

 司会:やっぱり演技ということでとても気を配っているという福田さんですが、その健康で魅力的な瞳を保つ上で何か日ごろから気をつけていること、心がけていることはありますか。

 福田:ずっと撮影で照明が当たっていたりすると、目に負担はかかってくるので、お休みの日はアイメークなどしないで、目を休めるようにしています。

 司会:福田さんはご自分で目の健康について考えていますが、これが一般の若い女性、ソフトコンタクトレンズ・ユーザーとなりますと、最近いろいろなトラブルが発生していると耳にしますが、いかがでしょうか。

 土至田:目はトラブルになると、真っ赤になったりする方もいると思いますが、怖い実例をスライドでお見せします。

 例えばですね、消毒剤には中和が必要なタイプがあるんですが、この方は中和をし忘れてしまって、レンズをのせたら角膜という黒目のところに傷ができて、結膜炎で真っ赤になっています。

 こういうケースは、二つの液を混ぜるのに片方をこぼしてしまったとか、あるいは時間がなくて中和しきっていないのに着けてしまったとかという時に多いです。

 次のスライドです。症例(2)では真ん中に濁りが出て、緑膿菌が黒目の角膜に付いてしまっています。きっかけというのは2週間タイプのソフトコンタクトレンズをそれ以上、3週間ぐらい使って汚れが付いてしまい、黒目のまわりに乗り移ってきて、角膜潰瘍(かいよう)というふうに濁ってしまう。特にこの緑膿菌というのはすぐに治療しないと、どんどん中に入ってきて失明してしまうこともあります。これは非常に気をつけなければならない病気です。

 もう一つ示します。症例(3)ではもっと強い濁りで、まわりも混濁しています。これはアカント・アメーバ角膜炎といいます。アカント・アメーバというのはわりと水道水とか、井戸水なんかにいます。ソフトコンタクトレンズというのは、ちゃんとケアが必要ですが、水道水で洗う方で、そこからアメーバが来てしまって目の少し傷が付いたところに入り込んでこんなに濁っています。これは治ったとしても角膜混濁という濁りが残ってしまいます。そうすると、角膜移植という手術が後々、必要になって、大変な負担になります。そういったことにならないように、きちんとケアをすることが大切だし、装用時間、装用方法を守るのが大事になります。

 司会:なるほど。福田さん、今、いろいろと本当にあった実例というのを見ましたが、いかがでしたか。

 福田:日々のことなので、気をつけなければいけないなと思いました。サボったりとか、ついしてしまいそうになるのは分かるんだけれど、そこは自分の目のためにやらなければいけないと思いました。

 司会:福田さんも実際にコンタクトレンズ・ユーザーという視点から、非常に怖いなという感想と、ケアもしなくてはいけないなということでしたが、土至田先生、こういった様々なトラブル、何が原因で起こるものなのでしょうか。

 土至田:先ほどの症例の方もそうですが、間違った使い方とかそういうのがあります。

 主な要因としては、まず筆頭に挙げられるのが、コンタクトレンズの使用期間とか、使用方法を守っていないというのがあるんですね。それは論外です。

 二つ目に、違和感を感じてもそのまま使用。ちょっと痛いなと思っても、無理してレンズをのせていると、傷口をこすっているのと同じなので傷が広がるんです。そういう時はやっぱりやめた方がいい。すぐに外して、眼科を受診してください。

 三つ目に、正しいコンタクトレンズのケアができていない。これは、普通にやっているつもりでもケアしきれていないことがあります。

 司会:主な要因が三つ挙がりました。本当にレンズケアを日々の習慣としてやっていかなくてはいけないということでしたが、福田さんも忙しいとつい、というところは同じですか。

 福田:そうですね。でも、やっぱり目って最初に情報が入ってくるところなので、どんなに忙しかったり時間がなかったりしても、ちゃんと時間を作ってやっていなかくてはいけないな、続けるということが大事だなと思いました。

 司会:毎日を習慣づけてしまえば、トラブルも防げるし、健康的な瞳を保っていくこともできそうですね。

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