文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療相談室

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

狭心症でステント治療

 狭心症でステント(金属製の筒)を血管に入れて広げる治療を受けましたが、運動はどの程度ならしてもいいのでしょうか。(71歳男性)

再発防止に毎日ウオーキング

中村正人 東邦大学医療センター 大橋病院循環器内科教授(東京都目黒区)

中村正人 東邦大学医療センター 大橋病院循環器内科教授(東京都目黒区)

 心臓には、「冠動脈」という心臓の外側を取り巻く血管が3本あります。心臓に必要な酸素や栄養分は、冠動脈によって運ばれています。冠動脈が動脈硬化を起こし、75%以上狭くなると十分な酸素や栄養分を供給できなくなり、発作が起きます。これが狭心症です。運動したり興奮したりすると、より多くの酸素などが必要になり、発作が起きやすくなります。

 狭くなった冠動脈にステントを入れて広げる治療を行ったとのことですが、血管を十分に広げることができたのであれば、病気になる前の状態に戻ったと言えます。原則的に運動を制限する必要はありません。

 ただ、この治療は6~12か月後に血管が再び狭くなる「再狭さく」を起こす恐れがあります。再狭さくが起きると再び狭心症が起きますので、その時は激しい運動を避けるなどの注意が必要です。

 また、ステントによって血栓(血液の塊)が出来やすくなります。それを防ぐ抗血小板薬が必要になりますが、医師の許可なく服薬をやめないで下さい。

 水分の摂取量が少なくても、血栓は出来やすくなります。十分な水分補給をすることも心がけてください。

 運動は、病気の再発を防ぐためにむしろ積極的に行う必要があります。ほぼ毎日、30~60分間、速足で歩くのがいいとされています。

 適切な運動量は、心機能などによっても異なるため、主治医によく相談してみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療相談室 新着回答

一覧へ

相談を投稿する

読売IDを取得し、ヨミドクターの有料(プラス)登録をされた方が利用できます。
下の「会員登録」のボタンをクリックして、手続きしてください。

  • 相談と回答は紙面に掲載されることもあります。すべての相談にはお答えできません。また、個別には回答いたしません。

直接相談する

24時間電話医療相談サービス

相談するには

オンライン相談には、ヨミドクターの有料(プラス)登録が必要です。電話相談は、読売新聞を購読されている方で、ヨミドクターの有料(プラス)登録をされた方のみご利用できます。

有料登録は月額200円(税抜き)です。