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(2)緑黄色野菜や魚が有効

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 加齢黄斑変性は年齢に伴う目の病気の一つ。網膜の中心にある直径約2ミリの黄斑に異常が生じ、物がゆがんで見えたり、真ん中の部分が見えなくなったりするほか、失明にもつながる。

 欧米に多かったが、最近は日本でも患者が急増している。北海道大学の石田晋教授(眼科)は「食生活の欧米化も一因と考えられます」と説く。裏返せば、食事次第で予防できる可能性もあるわけだ。

 何を食べたらいいのか。

 注目される栄養成分の一つがルテイン。カロテノイドと呼ばれる天然色素の一種で、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜、トウモロコシ、卵黄などに多く含まれている。

 ルテインは、黄斑に取り込まれて、その色素を補強する。カロテノイドの摂取量が多い人は、少ない人に比べて加齢黄斑変性のリスクが半減し、中でもルテインの効果が最も大きかったと報告されている。

 サケやマスの身、カニやエビの殻などの赤い色素に含まれるアスタキサンチンもカロテノイドの一種。動物実験の段階だが、加齢黄斑変性の抑制に有効と確認されている。

 サバ、イワシ、マグロなどの魚の脂に多く含まれる脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)は、加齢黄斑変性の引き金となる高脂血症や動脈硬化を予防する。動物実験ではEPAの摂取で加齢黄斑変性が抑制された。これらは一般的に「老化防止に効く」とされ、老眼や白内障などにも効果が期待できそうだ。

 石田教授は「緑黄色野菜や魚を多く食べる人は、加齢黄斑変性になりにくいとの報告もある。野菜や魚を中心とした伝統的な日本の食生活が、目の老化防止のうえでも望ましいのではないか」と話している。

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