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佐伯チズさんと宝田恭子さんが語る

イベント・フォーラム

(5)更年期はこう、乗り切れ

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読売新聞創刊135周年スペシャルフォーラム

美肌師:佐伯チズさん
1943年生まれ。外資系化粧品会社を定年退職後、エステティックサロンを展開。「佐伯式美肌塾」も開講し、現役エステシャンとして活躍する一方、講演会、執筆活動や雑誌、テレビ出演などで活躍中。
歯科医:宝田恭子さん
1956年生まれ。宝田歯科医院(東京・小岩)院長。日本アンチエイジング歯科学会常任理事、日本歯周病学会などに所属し、歯科治療と口元の美しさに着目し「くちびるエクササイズ」を提唱している。
 

 司会:更年期の悩み、更年期をどう乗り切るか。

 佐伯:私は33歳で心臓ぱくぱく。42歳で閉経。どうにもならない、靴下もはけないという更年期。佐伯式を考えた。四十肩、五十肩が出て、最後が60前の時、六十肩が出て、左の突発性難聴でキーン、右がギーンって鳴ってる。肩は医者に治らないって言われた。その時、焼酎の取っ手付きの「大五郎」を見て、これいいじゃないのって。10センチぐらい水を入れて3日間、肩の運動をする。少しずつ水を足して運動する。全部捨ててまた一からやる。自分で治しましたね。人には分かんないんですよ、更年期なんて。乗り切るのはもう自分しかない。

 宝田:私は51から始まった。最初は本当に頭痛が続いた。医者では正常と言われたが、症状があったので、私の患者さんに聞いた。患者さんが師ですから。検査の結果が良くてもすべてがクリアできない。「つらいな」って言っているとき、隣の奥さんが、「あなた、更年期なんて、懐かしい言葉ね」と。隣の奥さんの一言によって、いつか終わるんだという力をもらった。先駆者はうまく乗り越えたんだなと思うと、元気をもらえる。今はまっただ中ですが。

 佐伯:女性はとにかく、心にいつまでも艶を持ってほしいの。豊かに楽しい人生送ろうよ。孫なんてどうだっていいじゃないの。さんざん子育てしてきたんだから。子供をいいお母さんにするのも皆さんの役目だと思う。楽しい人生を送ることで髪も顔もつやつやになる。豊麗線は豊かに麗しいと書きます。

 宝田:つらいこととか悩みは誰にでもある。それでもやっぱりお互いが会ったとき、楽しいことを言い合える。幸せ、やっかみは二の次にして、そこそこ幸せですと言い合えることで、いつまでもつやつやでいられることになる。

佐伯さんと宝田さんの対談は6回に分けて掲載しています
(1)鏡の見方には2種類ある(2010年1月22日)
(2)5年前に戻る方法(2010年1月25日)
(3)口元でわかる(2010年1月26日)
(4)肩甲骨が大切(2010年1月27日)
(5)更年期はこう、乗り切れ(2010年1月28日)
(6)保湿には何がいい? (2010年1月29日)
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