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医療部発

コラム

婦人科で傷ついた言葉 平松愛理さんの体験に寄せて

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にこやかに話す平松さん。歌への思いも熱く語って頂きました

 医療ルネサンスで、今年1年かけてお伝えするテーマは「痛み」です。

 初回シリーズ「私の物語」は本日で終了しました。

 いかがでしたでしょうか?

 子宮内膜症の痛みと向き合ったシンガー・ソングライター・平松愛理さんの物語には、婦人科の病気を持つ方々を中心にたくさんの反響が寄せられました(記事はこちら)。

 40代の方は、毎月、子宮筋腫による激しい生理痛に苦しんでいらっしゃるそうです。

 「こらえようとしてもうめき声が出て、のたうちまわっています。(記事に書かれていた)平松さんの七転八倒、よくわかります」とのことでした。

 信頼できる医師と出会えない悩みも書かれていました。

 昨年末の受診時に、病状の説明で医師より「筋腫をとるも、とらないも、あなたの自由。でもそのうちオシッコじゃあじゃあもれるよ」と言われたそうです。

 「かたまってしまいました。ただでさえデリケートな診療科だと思うのに、患者の気持ちをどう思っているのでしょうか」

 ほかのお手紙にも、「子宮内膜症なんて病気じゃない」、「閉経したなら内科にいってくれ」などの言葉で、傷ついた体験が目に付きました。

 以前ブログで「婦人科って行きづらい?」と皆さんに伺いましたが、また考え込んでしまいました。勇気を出して受診してもこんな対応だったら・・・・

 平松さんの主治医・堤治さん(山王病院院長)は、インタビューの中で「医師として、目の前の患者さんの苦痛を取り除くことが最も大切です」とおっしゃいました。

 強く共感しました。医師の言葉一つで痛みが増したり、和らいだりするのではないでしょうか?

 嬉しい声もありました。婚活中という37歳の方は、今回のシリーズを読み、「子宮内膜症の痛みと闘い、将来に対する不安を持っているのは自分だけでない。平松さんのように素敵に生きているお手本があると知り、少し元気が出た」と書いて下さいました。

 良いパートナーと出会われるよう祈っていますね。

 男性からのメールもありました。交通事故で首と背中を損傷し、痛みと闘っていらっしゃるそうです。「連載から勇気をいっぱい頂きました。私も痛みに正面からぶつかって頑張ります」ということでした。

 平松さんの闘病記のお問い合わせもありました。

 記事で紹介した「ゲキツー!!子宮内膜症との闘いの日々」(講談社)は現在、品切れで重版の予定はないとのことです

 以下の文庫は在庫僅少とのことですが、書店で注文すれば入手可能です。

 部屋とYシャツと「私の真実」(平松愛理著、集英社be文庫、720円)

 子宮内膜症や乳がんの闘病を経て平松さんがつかんだ、心と体を元気にするヒントが詰まっています。

 平松さんの素敵な笑顔の秘密もわかりますよ。

 
 

 

中島久美子 2003年から医療情報部。乳がんや更年期など女性医療を中心に取材してきた。1歳児の育児に奮戦中。鉄道ファン。

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医療部発12最終300-300

読売新聞東京本社編集局 医療部

1997年に、医療分野を専門に取材する部署としてスタート。2013年4月に部の名称が「医療情報部」から「医療部」に変りました。長期連載「医療ルネサンス」の反響などについて、医療部の記者が交替で執筆します。

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