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音楽評論家 湯川れい子(ゆかわれいこ)さん 70

 メディアなどでお馴染みの芸能人、有名人だって、一人の人間として病気や心身の不調と向き合っています。苦しかった経験や、病によって気付かされたことなど、率直な思いをお聞きします。

一病息災

[音楽評論家 湯川れい子さん]C型肝炎(2)様々な健康法試す

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 1988年、C型肝炎ウイルスが発見された。自分の肝炎も血液検査でC型と分かった。50歳代に入ったころだ。

 「21歳の時、腹膜炎の手術で輸血したのが原因かもしれません。C型とわかった時はまだ治療法がなく、主治医に『C型は、どんな名医も妙薬も救えない』と言われました」

 とにかく無理はしないこと。睡眠不足と酒は良くない。それが主治医の助言だった。

 以来、お酒はやめ、地方の仕事は前日から宿泊し、8時間はベッドにいるように努めた。にもかかわらず、バブルが崩壊した直後、予想外の出来事に体調を崩した。

 生涯を添い遂げるつもりだった夫が借金を抱え、別に家庭を作り、家を出たのだ。さらに、20年来の付き合いだった主治医が胃がんで急死した。深い悩みと苦しみで眠れず、仕事もはかどらない。頭痛もひどい。歩く気力もうせ、つえが必要になった。

 「薬に頼らず免疫力を上げよう」と、様々な健康法を試し始めたのはこの頃から。音楽を聴きながら夜の公園を歩き、お風呂で発声練習をした。

 「心地よい音楽を聴けば、気持ちが切り替わり、心臓のリズムや神経のバランスも整う。大きな声を出せば怒りや悲しみが消えていく。3、4か月後に体調は戻り、精神的にも強くなれました」

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