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はつらつ健康指南

エクササイズ・健康・ダイエット

フラ ゆるりと全身強化

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「フラダンスは最高のリフレッシュ」という女優の香坂みゆきさん=小浜誓撮影

 南国ムードあふれるフラダンスが、最近ちょっとしたブーム。中高年女性の趣味なんてイメージは古い古い。実はシェイプアップ効果も十分期待できるんだって。

 ハワイの太陽やきらめく海を感じさせる音楽、ゆったりとしてしなやかな動き、素足で踊る開放感――。フラダンス歴8年になる女優の香坂みゆきさんにとって、月3回のレッスンは身も心も癒やされる時間だ。「大好きなハワイの雰囲気に浸りながら、ゆったりと体を動かして踊る。最高のリフレッシュです」

 優雅に見えても、運動効果は侮れない。ひざを軽く曲げて腰を落とした基本姿勢のまま、前後左右にステップを繰り返し、両腕を上下左右に流れるように動かす。激しくはないが、全身の筋肉を使う。「1曲踊れば、じわーっと汗ばむ。日常は使わない筋肉を動かすので爽快(そうかい)感がありますね。苦しくはならないので、楽しく続けられます」と笑みをこぼした。

 他に、特定の運動はしていない。が、仕事に家事に多忙な毎日を、気力、体力とも充実して過ごせるのはフラダンスのおかげと感じている。

転倒予防効果も

 「フラダンスは、見た目より強めの有酸素運動です」と話すのは、鹿児島大学講師(スポーツ医学)の森口哲史さんだ。

 練習中の心拍数を測定すると、上がり具合は早歩きから小走りと同レベル。練習後の血中乳酸値の上昇をみても、有酸素運動としては比較的高い水準だった。直立時の重心のふらつきは、練習後には練習前より4割以上も小さくなり、バランスが改善されていた。森口さんは「中高年にも安全で、ダイエットや転倒予防効果が期待できます」と太鼓判を押す。

3か月で変化が

 東京都渋谷区のフラダンス教室「素平とワヒネマイカイ」を主宰する高橋素平さんと母の道子さんによれば、最近はシェイプアップ目的の生徒も増えている。

 基本姿勢を取ると、太ももやふくらはぎの筋肉がぎゅっと収縮する。素平さんは「これだけで下半身の強化になる。重心の移動に合わせて自然に腰が左右に振れ、脇腹も引き締まります」と説明する。

 上半身は胸を張って背筋を伸ばし、両腕は脇を開いて宙に浮かせたまま動かす。姿勢が良くなり、二の腕や肩が鍛えられる。「デスクワーク中心の人は体が縮まっていて、最初はこの姿勢ができません。やっているうちに次第に体が伸びますよ」と道子さん。

 手の動きは、花や太陽といった自然や、愛情などの感情を表す。歌詞の意味を理解しながら踊るので、体だけでなく頭の活性化も間違いない?

 素平さんは「ひざを曲げる深さや曲の早さで運動強度を変えられます。子どもからお年寄りまで、無理なく体力作りができます」とメリットを強調していた。

 3か月で体の変化を実感できるとか。寒さで縮まった体に効きそうだ。
(林真奈美)

基本ステップ

「カホロ」
「ヘラ」

 基本ステップを高橋さん親子に教えてもらった。

 〈基本姿勢〉背筋を伸ばして立ち、脚を肩幅に開いて、ひざを軽く曲げる。腰の高さは一定に。

 〈カホロ〉〈1〉重心を左から右へ移しながら右へ1歩〈2〉右腰に重心をかけ、左足を右足に引き寄せる〈3〉もう1度〈1〉〈2〉を繰り返す〈4〉反対側も同様にして左に移動し、元の位置へ。最初は手は腰に。慣れたら足と反対側になびかせてもいい。

 〈ヘラ〉〈1〉左腰に重心をかけ、右足を右斜め前に出す〈2〉右足を元に戻す〈3〉左足でも同様に。重心移動に合わせて自然に腰を振る。

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