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音楽評論家 湯川れい子(ゆかわれいこ)さん 70

 メディアなどでお馴染みの芸能人、有名人だって、一人の人間として病気や心身の不調と向き合っています。苦しかった経験や、病によって気付かされたことなど、率直な思いをお聞きします。

一病息災

[音楽評論家 湯川れい子さん]C型肝炎(1)デビュー後、26歳で発覚

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 「六本木心中」「恋におちて」などヒット曲の作詞、音楽評論、テレビのコメンテーター、環境ボランティアと、活動は多岐にわたる。そのエネルギーの源泉には、C型肝炎という病気があった。

 「肝炎があったからこそ、免疫力を高めようと様々な健康法を実践し、今、元気に仕事を続けられる。C型肝炎には100%感謝しています」

 19歳の時、ジャズ専門誌への投稿をきっかけにジャズ評論家としてデビュー。ラジオのDJとして、エルビス・プレスリーやビートルズなど洋楽を若者にいち早く伝えた。

 慢性肝炎と分かったのは、26歳の時。風邪をこじらせて受診し、検査を受けた。当時、C型のウイルスは発見されておらず、「非A」「非B」と診断された。

 C型肝炎ウイルスに感染すると多くは慢性肝炎になり、放っておくと、長い年月をかけて肝硬変、そして肝がんへと進行する。しかし、肝炎は自覚症状が乏しく、知らぬ間にがんまで進むこともある。肝臓が「沈黙の臓器」と呼ばれるゆえんだ。

 今の主治医からは、「この病気は、がんという滝に向かう川の流れ」と言われた。

 「私は、滝つぼに落ちたくない、何とか川のよどみにとどまりたい、と必死にオールをこいできました」

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