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歌手 橋幸夫(はし ゆきお)さん 66

一病息災

[歌手 橋幸夫さん]母の認知症(5)家族の絆 見つめ直せた

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 母・橋サクさんの介護体験が縁で顧問に就任した「レビー小体型認知症家族を支える会」は先月、認知症講座「夢の架け橋」を横浜市で初めて開いた。

 医師や福祉の専門家を招いた第1部で司会を務め、症状や治療法をわかりやすく解説=写真=。第2部のミニコンサートでは、新曲「母を恋うる歌」を披露した。

 この曲は、来年迎えるデビュー50年の記念として、小椋佳さんに作詞作曲を依頼した。「何も注文をつけなかったのに、まるで僕の母を歌ったような歌詞」。しかも、予定よりかなり早く今年初めに完成。「これも何かの縁」と8月に繰り上げ発売し、講座のテーマ曲にした。講座は11月26日に名古屋市、来年1月19日には福岡市で開催予定で、今後も各地で開くつもりだ。

 自身も年齢を重ね、3年前には、視野が狭くなる「眼底出血」と診断された。それ以来、自然食を心がけ、飲酒は減らした。これからも元気に活動を続けたい、と思う。

 「介護を出発点にこれまでの間、人間の終末や老後の問題、夫婦や親子の(きずな)について、見つめ直すことができました。母の病気が、僕たち家族に学ぶ機会を与えてくれた。すべてが母からの贈り物です」(文・高梨ゆき子、写真・横山就平)

 (次は、作家・絲山(いとやま)秋子さん)

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