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歌手 橋幸夫(はし ゆきお)さん 66

一病息災

[歌手 橋幸夫さん]母の認知症(4)介護の基本 理解すること

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 1989年、母・橋サクさんは埼玉県内の有料老人ホームに入所した。心臓疾患で体に不安があったことと、介護に疲れ切っていた妻の負担軽減を考えての選択だった。そこで1年ほど過ごし、母は帰らぬ人となった。

 89年に出版した介護体験記「お母さんは宇宙人」がきっかけで、講演依頼が相次いだ。「宇宙人、つまり次元の違う人なんだと思って母の言動を受けとめ、理解してあげることが大事なんだと学びました。実はこれが、認知症介護の基本です」。こうした体験を語り、現在まで20年にわたり講演活動が続いてきた。

 母の症状は、認知症の中でも、「レビー小体型認知症」ではないかと思うようになったのは最近のこと。異常なたんぱく質が脳神経細胞にたまって起こる認知症で、幻視や睡眠時の異常行動など、激しい症状が特徴だ。アルツハイマー型や脳血管性認知症に比べ、一般にはまだよく知られていない。そこで、今年に入り、「レビー小体型認知症家族を支える会」顧問として、社会的な理解を深める活動を本格化させた。

 「認知症は、本人だけでなく、周りの家族を巻き込んでいく病気。だからこそ、介護をしている家族同士が語り合い、正しい知識を深め合うことが、とても大事なのです」

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