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歌手 橋幸夫(はし ゆきお)さん 66

一病息災

[歌手 橋幸夫さん]母の認知症(2)激しさ増す幻視、妄想

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 昨年11月、発足したばかりの「レビー小体型認知症家族を支える会」顧問に就任した。

 認知症は、原因により70種類ほどに分類されるが、中でも多いのがアルツハイマー型認知症で全体の50%。レビー小体型認知症は20%で、次に多い。15%を占める脳血管性認知症を含む3種が、三大認知症と呼ばれている。

 レビー小体型認知症は、存在しない物が見える幻視や睡眠時の異常行動など、激しい症状が特徴だ。1976年、日本の精神科医が発見し、90年代後半から、徐々に世に知られるようになった。

 母・橋サクさんが認知症になった80年代当時、レビー小体型認知症は、医療関係者でさえ知らない人がほとんど。「当時は分からなかったけれど、母はレビー小体型認知症だったのかもしれない」。激しい幻視や妄想の症状から、今振り返るとそう思う。

 面倒見がよくて活発だった母に最初の異変が表れたのは84年。20年来のお手伝いさんに「金品を盗まれた」という不可解な訴えから始まった。その後、妻と子ども2人の4人家族と同居を始めてから、母の症状は激しさを増していった。

 「助けて!」。夜中に大声が響き、部屋に駆けつけると、「男が窓からのぞいてる」と震える母の姿があった。

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