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爪をいたわる

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(2)陥入爪 角を切ると悪化

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 爪の中でも特に無関心になりがちなのが、普段は目に触れることが少ない足の爪だ。ただ、注意を怠ると、深刻なトラブルが起こる恐れがある。

 代表例が、爪の角がトゲのようになって周りの皮膚に食い込み、痛みを伴う陥入爪(かんにゅうそう)だ。足の親指に発生することが多く、幼児から高齢者まで幅広い世代の人が悩まされている。陥入した部分は細菌が感染しやすくなり、赤く腫れたりうみがたまったりして、激痛で歩けなくなることもある。

 整形外科医の町田英一さんは「爪の角を切れば治ると思っている人が多い。しかし、これが原因で症状がどんどん悪化していくのです」と話す。

 悪循環の仕組みは、図の通りだ。〈1〉爪の角が皮膚に食い込んで軽い痛みがあるため、角を切る。痛みは消える〈2〉爪がなくなった部分は肉が盛り上がるため、爪が伸びるとさらに食い込み、また痛みが出る〈3〉《1》と《2》を長年繰り返すと、爪が巻きながら伸び、角を切ろうとしても、肉に食い込んで取り切れない。トゲのように肉の中に残り、痛みは消えない〈4〉トゲがさらに巻きながら伸びて深く潜り込み、肉もさらに盛り上がって悪化する。

 「足の爪を切る際は、角を肉の外に残すのが大切」と、町田さんは助言する。

 通常、爪が巻かないのは、歩く際に指の腹に力が加わり、爪の両端を押し上げているからだ。高齢になってあまり歩かなくなると、指の腹に力が加わる機会が減り、爪は巻きやすくなる。

 ハイヒールにも注意が必要だ。履き続けていると、親指の腹が地面を押しにくくなり、爪が巻きやすくなる。町田さんは「通勤では歩きやすいウオーキングシューズ、オフィスではかかとの低い靴、デートではハイヒールといった具合に、履き分けてみては」と勧める。

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