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古武術で元気に

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(1)バランス取れた姿勢へ

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「ボールあぐら」の様子。ボールに座って、足裏を合わせ、バランスを取る

 江戸時代以前から伝わる古武術の身のこなしに関心が高まっている。古くから伝わる動作を研究する人たちが増えるにつれ、健康に応用できる体操なども広がってきた。古武術を応用し、体を楽に動かすコツを探ってみたい。

 古武術とは、古武道や古流武術などとも呼ばれている。明治時代以降に成立した剣道や柔道といった現代武術以外の武術のこと。江戸時代以前から伝わっている、剣術や槍術(そうじゅつ)、弓術などの幅広いものを指す。

 毎週木曜日の夜、東京・恵比寿の道場で、古武術の動きを学ぶ講座が開かれている。男女20人ほどを指導しているのが、武術研究家の中島章夫さん(54)だ。中島さんが指導する古武術の基本にあるのが、体のバランスを重視すること。「体をねじらない」「踏ん張らない」という考え方を大事にしており、「体の一部に無理な力をかけないように意識することを伝えようとしています」と話す。

 背筋を伸ばした正しい姿勢を保つことも古武術の基本。動きながらも、バランスの良いまっすぐな姿勢を保ち続ける。そのために鍛えたいのは、腰の中央にある腰椎(ようつい)と太ももを結んでいる「大腰筋(だいようきん)」だ。

 この筋肉は体の外から触れることができず、普段はなかなか意識することがない。大腰筋を鍛え、バランス感覚を養う方法として、中島さんは「ボールあぐら」を勧めている。写真のようにボールに座り、足の裏を合わせる。倒れないように両腕を使って、バランスを保つ。慣れてきたら、後ろに手を組んでみる。中学生用の小さなバスケットボールなど硬いボールは、バランスを取りにくく、大腰筋を鍛えるのに向いている。うまくできないときは、ボールの空気を少し抜いてみる。

 中島さんは「胴体全体を使いながら、しっかりバランスを取る古武術の考えを応用したものです。できるだけ手足に頼らず、姿勢を保ってみてください」と話している。

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