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一病息災

闘病記

[女優 愛華みれさん]悪性リンパ腫(1)右の鎖骨 しこりに気づく

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 宝塚歌劇団の元男役トップスター。今は女優として、テレビや舞台などで活躍する。

 昨年1月、交際中の男性(35)からプロポーズされた。「その1か月後、外出から帰ってネックレスを外し、右の鎖骨辺りにゴルフボールほどのしこりに気づいたんです」

 翌日、都内の大学病院に行くと、多くの患者であふれていた。ちょうど舞台の公演中で、4月からはミュージカルの公演も控えていた。「インフルエンザでもうつされたら困るなぁ」。そう思い、診察を受けずに出てきてしまった。

 2週間ほどたってもしこりは消えず、知り合いの耳鼻科医を受診。別の病院でコンピューター断層撮影(CT)検査を受けた。

 「リンパ腫の疑いがあります」。その日のうちに医師から電話があった。白血球の中のリンパ球の一部ががん化する病気だ。医師は「悪性」の二文字を言わなかったが、そもそもどんな病気なのかよく理解できなかった。

 皮肉にも公演中の舞台はコメディー。悠々自適に暮らすマダムの役だった。

 「舞台の上では、病気の不安なんか忘れています。でも、袖に引っ込むと病気のことが頭に浮かびます。誰にも心の内を気づかれまいと、出番が来るまでずっとトイレに閉じこもっていました」

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