文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

発酵食品の効能

連載・健康プラス【有料会員限定】

(3)ヨーグルトで免疫力強化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
東京・汐留のブルガリア料理店「ソフィア」に併設されたヨーグルトバー。デザート以外の味わい方に、ほうれん草やにんじん、紫いもなどの野菜を使ったピューレのトッピングをそろえている

 日本人に不足しがちなカルシウム。効率的に取るには、ヨーグルトが有効だ。

 牛乳を乳酸菌で発酵させたもので、たんぱく質やカルシウムを豊富に含む牛乳の栄養成分を受け継ぐ。発酵で消化吸収が良くなってもいる。明治乳業食機能科学研究所の竹友直生・乳酸菌研究部長は「高齢者や妊産婦、子供には、特にお薦めです」と話す。

 カルシウムの一部は、水に溶けやすい乳酸カルシウムになっていて、吸収率が高まっている。たんぱく質の一部も、分子の小さいアミノ酸やペプチドに分解されている。しかも半固形状のため、胃にとどまる時間が液体より長く、それだけ消化されやすい。

 「牛乳を飲んだらおなかがゴロゴロする」という人がいるが、その原因となる乳糖も3割程度は分解されている。牛乳の苦手な人でも、おおむね安心だ。

 乳酸菌の効能のうち、整腸作用はよく知られている。腸内でビフィズス菌などの善玉菌の増殖を助け、悪玉菌が増えるのを抑える。腸内環境が整えば便通がよくなり、健康と美容にも役立つ。

 最近注目されているのは、がんやインフルエンザの予防・抑制効果。同研究所では、特定の乳酸菌が、がん細胞などを殺すNK細胞を活性化させて、免疫力を強めることを証明している。

 デザートの印象が強いヨーグルトだが、ブルガリア料理店「ソフィア」(東京・汐留)の松本裕司社長は「ブルガリアでは、料理の材料であり、調味料。普段の食事にどんどん取り入れて」と提案する。一番のお薦めは、ヨーグルトに同量の大根おろし、少々のおろしニンニクを合わせたソース。調味は塩やみそでお好みに。揚げ物やゆで野菜にかけたり、しゃぶしゃぶのタレに使ったりできる。

 硬めの肉も、ヨーグルトに漬け込むと軟らかくなる。ザルに乗せて水切りしたヨーグルトは、クリームチーズ代わりにもなり、工夫次第で使い道は広がりそうだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

連載・健康プラス【有料会員限定】の一覧を見る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、ヨミウリ・オンライン(YOL)、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

発酵食品の効能

最新記事