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一病息災

闘病記

[「拉致家族会」元代表 横田滋さん]血液の難病(4)再会まで休めない

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 「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(拉致家族会)」が結成されてから10年後の2007年、会の代表を退任。大韓航空機爆破事件の実行犯の日本語教育係だった田口八重子さん(行方不明当時22歳)の兄、飯塚繁雄さんにバトンタッチした。

 今も2か月に1回ほど通院して血液検査などを受けているが、まだ、病気の指標となる数値が正常に戻っていない。再発の心配もある。

 「健康問題のほか、高齢になったこともあり、次の人に代表を任せようと思いました。今後は一会員として、活動を続けていこうと決めました」

 妻の早紀江さん(73)は「夫は、きまじめな人です。会の活動に全身全霊を傾けてきました。ご苦労さまと言いたい」と話す。

 今も夫婦で、ほぼ毎日のように全国を駆け回り、拉致被害者の救出を訴える。講演回数は1300回を超えた。

 「高齢で亡くなる被害者家族もいる。私たちには時間はない。国は被害者全員を早く無事に帰国させる対策を取ってほしい。めぐみに再び会えるまでは、救出活動を休んでいられません」(文・坂上博、写真・多田貫司)

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