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「拉致家族会」元代表 横田滋(よこたしげる)さん 76

一病息災

[「拉致家族会」元代表 横田滋さん]血液の難病(2)意識もうろう 生と死、紙一重

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 血液の難病の「血栓性血小板減少性紫斑病」と2005年12月9日、神奈川県内の病院で診断された。血小板が減って、出血しやすくなり、皮膚に紫斑ができたりする。重い貧血などのほか、脳出血を起こすこともある。

 発病率は人口約4万人に1人という、極めてまれな病気。「聞いたことがない病名で、実感がわきませんでした」

 この病院には治療設備がなく、救急車で大学病院に運ばれた。到着すると、急に、視野全体が白い煙が立ちこめているように見え、意識がはっきりしなくなった。すぐに2時間ほどかけて血液の一部を入れ替える治療を始めた。

 この日は、夫婦で講演会が開かれる盛岡市に行く予定だったが、妻の早紀江さん(73)が一人で出席した。「夫は周囲に心配をかけないようにと、いつも『大丈夫、大丈夫』という人だからよけいに心配でした。でも、拉致問題に関心を持ち、集まってくれる人たちのために、欠席するわけにはいきませんでした」

 意識がもうろうとしていたので倒れた当時の詳しい記憶はない。「治療が遅れたら命が危なかったと、後で医師から聞かされました。生と死、本当に紙一重の状況だったようです」

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