あなたがしてほしくないことは、私にもしないで

画像の拡大米オレゴン州・ポートランドのナーシングホームにて。入所者のミリ-さんを囲んで(左から2人目)これまで私たちは、欧米豪の高齢者介護施設を紹介しながら、日本の高齢者終末期医療の問題点を指摘してきました。わが…
yomiDr.記事アーカイブ
画像の拡大米オレゴン州・ポートランドのナーシングホームにて。入所者のミリ-さんを囲んで(左から2人目)これまで私たちは、欧米豪の高齢者介護施設を紹介しながら、日本の高齢者終末期医療の問題点を指摘してきました。わが…
オーストラリアのナーシングホーム。入所者はこの部屋で家族に見守られて亡くなる。普段は入所者の談笑の場として使われている。以前に勤務していた病院でのことです。施設に入所中の86歳の男性患者さんが、肺炎を起こして入院…
オレゴン・ヘルスサイエンス病院の医師らを囲んで。右から礼子と顕二終末期をどう迎えるかは重要な問題です。納得のいく死を迎えたい、と考えている人は、終末期の医療について、事前に自分の希望を書面に残すことをお勧めします…
訪問したスウェーデンのグループホーム(後列左が筆者、右がタークマン医師、前列左が職員、中央は96歳の誕生日を迎えた入所者、右は入所者の娘)2007年にスウェーデンの認知症の施設と病院を見学しました。その時、案内し…
写真1訪問した女性の家は左から2軒目。どの家も築100年以上経ち,傾いています。中に入るとやっぱり傾いていました。オランダは世界で最初に安楽死を合法化した国です。その国の高齢者医療をアムステルダムで見てきました…
胃ろうなど経管栄養の患者さんを今まで何百人と診てきましたが、その中でたった一人、会話が出来る人がいました。76歳の女性認知症患者さんで、脳梗塞のため食事をするとむせてしまいます。そのため、自宅でご主人が胃ろうから栄…
メルボルン(オーストラリア)にあるカリタス•クリスティン•ホスピス病院にて(右から看護師、担当医師、筆者ら)。終末期の高齢者に胃ろうも点滴もせずに看取る国があるという話をすると、きまって「餓死させるのか」「飢えや…
食事介助をしている筆者ミキサー固形食認知症の患者さんは、病気が進行すると食事の認識ができなくなり、目の前に食事があっても食べなくなります。そのため、介助して食べさせるのですが、次第にむせるようになります。脳細胞…
画像の拡大先月発表された2011年度の人口動態統計によると、死因の1位と2位は悪性新生物(がん)と心疾患で変わりはありませんが、3位と4位が入れ替わり、肺炎が脳血管疾患を上回りました。肺炎による死亡が増えた最大の原…
終末期の高齢者に対する家族の想いは様々です。そのため、高齢者が終末期に受ける医療は家族により異なります。しかし、医療を受けるのは、家族ではなく本人です。本人は人生の終末をどのように迎えたいのだろうかと、本人の立場で終末…
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