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腹をへこます

連載・健康プラス

(1)カギは「横の筋肉」

 記者(39)は今春の健康診断でメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の基準の一つである「腹囲85センチ」にひっかかった。

 身長185センチなので大問題とは思わないものの、体重の変動が少ない割に、年と共に徐々に腹が出てくるのは悲しい。運動と食事制限をしっかり行えば良いのは百も承知だが、なるべく効率よく腹をへこます方法はないものだろうか?

 腹が出るメカニズムについて、ボディービルダーで、身体運動科学が専門の東大教授、石井直方さんは、〈1〉脂肪の蓄積〈2〉腹筋の衰え――という二つの側面を指摘する。

 脂肪がたまった分だけ腹囲が太くなるのは言うまでもないが、脂肪がそれほど大量でなくても、腹筋が弱くなると、おなかの内部の圧力によって腹がぽっこり出てくるという。

 「中高年男性などには、腹筋が弱くなるこのタイプが多い」と石井さん。

 腹筋の衰えという要素が強い場合、やはり腹筋強化が必要になる。ただ、腹筋運動として真っ先に思い浮かぶのは「上体起こし」だが、意外にも石井さんは「腹をへこますのが目的なら、もっと効率的な方法がある」と言う。

 実は一口に腹筋と言っても、腹回りの筋肉群は複雑な構造をしている=イラスト参照=。

 上体起こしで鍛えられるのは、主に腹前面にある腹直筋だ。これは体を前に曲げる時に収縮し、ものすごく強化すると、逆に盛り上がってくる場合もある。

 腹回りをすっきり引き締める主力は、脇腹の深い部分にある「腹横筋」という筋肉だという。内臓の入った腹腔(ふくくう)を脇からコルセットのように締めて、胴体を支える働きをしている。

 石井さんによれば、この腹横筋の強化こそ、ぽっこりおなか対策には最適だという。

 では、どういう運動をすれば、腹をへこますのによいのだろうか。

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