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ヨガインストラクター 千葉麗子(ちばれいこ)さん 36

一病息災

[ヨガインストラクター 千葉麗子さん]うつ(1)仕事、育休、減量…積み重なって

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 「女の子なら、かわいい洋服で着飾るアイドルに一度は憧れると思う」

 小学6年生からオーディションを受け始め、16歳だった1991年、アイドルデビューを果たした。

 当時、学校帰りにゲームセンターに通っていたことで、コンピューターに興味を持った。パソコン雑誌やIT関連のシンポジウムに登場する機会が多かったことから「電脳アイドル」と呼ばれるようになった。

 念願のアイドルになれたが、日常生活などで規制も多く、だんだんと窮屈さを感じるようになった。ちょうどその頃、仕事で知り合った大学教授らから起業を勧められた。

 「お金を稼いだり従業員を雇ったりすると、世の中の仕組みが分かるかなって思いました。芸能界への未練はありませんでした」

 95年、ホームページやゲームソフトなどの制作を行うIT関連会社を設立。社長業に転身した。まだ20歳だった。仲間と仕事をやり遂げる楽しさを覚え、寝る時間も惜しんで働いた。

 家庭もほしかった。98年、23歳で結婚、翌年には長男を出産した。

 育児のために半年間、仕事を休んだ。子どもはかわいかったが、仕事ができないことへの焦りはあった。妊娠で15キロも増えた体重を元に戻さなければとの思いも強かった。

 ストレスからやがて体調を崩すことになる。

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